コロナの日々 このところはこんな感じ。

11月17日(水) 岡崎武志著「ドク・ホリディ 暗誦するハリウッド」読了。WEB連載時に読んだハズだけど初読のように面白かった。岡崎さんが興味をもった本や番組や散歩の数々を追体験したくなってくる一冊。

 

11月18日(木) 仕事終了後、成城のアトリエ第Q藝術での笑福亭喬介独演会へ行く。

喬介 牛ほめ

ごはんつぶ 秘密の暴露

喬介 兵庫船

喬介 崇徳院

マクラ山盛りの古典3席。合間に入った天どん師の弟子ごはんつぶさんもいいアクセントになって楽しめた。古典本来の笑いと、喬介ワールドのテンション高い笑いの落差が箕面の滝ほどありそれが心地よく、大いに楽しんだ。

 

11月19日(金)

14時で早退して準備し帰阪。羽田18:00発の予定であったが、使用機到着遅れで実質飛び立ったのは19時くらいになってしまった。待っていた母と夕食を共にする。

 

11月20日(土)

句会の予定であったが延期となり日があいた。最初の予定は20日句会・21日住吉大社行き・23日京都善行堂行の予定であったが狂ってきた。住吉大社へ全国一ノ宮巡りで行く元同僚にメッセンジャーで連絡とったら、「今住吉大社に向かっています」とかえってきて大いに驚く。訊けば「21日が間違いで本当は今日だが(私が)連絡ないので来ないのかと思い向かっている」と言うではないか。かなんなーと思いながら住吉大社合流は諦めて恵美須町で合う段取りを決めて動き出した。恵美須町でかすうどんを食べていた元同僚と合流し松屋町筋から源聖寺坂から生魂さんに向かうが16時閉門、そこから高津神社へ移動して雰囲気を堪能してもらった。歩いて道頓堀に出て、なんばからリムジンバスで空港に向かう彼とはそこで別れた。

堂島に出て「本は人生のおやつです」に1年振り近くで顔を出す。お客さんもおられず喋り倒す。12月12日で閉店し、来春は兵庫県朝来にお店をオープンされるという。特急こうのとりに乗って行かなくちゃ。南陀楼綾繁著「古本マニア採集帖」と大阪市政を糾弾する本を購入した。

コロナの日々 このところはこんな感じ。

あっという間に時間は経っていく。

11月10日(水) 仕事早く片付けて大和田渋谷伝承ホールの「吉坊ノ会」へ駆けつける。

 

吉坊 風の紙送り

吉坊 死神

中入り

小すみ 音曲

吉坊 貧乏神

 

神様3題とは面白い企画!小すみさんもオーソレミヨ歌ったりやたらテンション高くて神がかっていたんで神様4題だったかも知れない。「死神」はスタンダップのナオユキさんが考案したものだそうで、なかなかシュールで面白い。これから益々こなれていくのではなかろうか。貧乏神の哀れさも楽しく、なんだか今の時代にフィットしてきたように感じた。打ち上げせずひとり急ぎ帰宅した。

 

11月12日(金) 仕事が予想外に早く終わりストレス解消に飲みに出る。高円寺ペリカン時代ではマスターと「黄色いやづ」のすばらしさを語り合いつつ角ハイでカジキマグロソテーを食す。ちんとんしゃんにハシゴしたら先週も金曜日だったゆえか同じような面々で仲良く飲んだ夜。

 

11月13日(土) 西部古書会館での「BOOK&A」に顔を出し、唐木順三の「良寛」他を買い求める。岡崎さんと落ち合い食後に荻窪からバスで世田谷文学館へ「谷口ジロー展」を見に行く。氏は赤旗取材なり。谷口ジローは画風が肌に合わずあまり読んでこなかったが、これだけ一同に集まると壮観であり漫画家ひとりの人生がそこに全て晒されているように感じた。なにか読もうかな、と岡崎さんにお薦めを聞くと「歩くひと」がいいと。「セリフも少ないし、丁度いい」。このあと南大沢の古本市に行く予定だったが岡崎さんお疲れの様子で荻窪へ向かう帰りのバスの中でお別れし高井戸で途中下車した。

 

11月14日(日) 昼前から東武東上線の上福岡へ。かなり遠い。帰りに路線図みたらあと2駅で川越だったんで驚いた。上福岡では公園でコンゴ人のジャックからリンガラ語を習った。やや込み入った経緯がありその理由はまたいずれ記したいと思う。池袋経由渋谷に出て井の頭線で帰宅。

 

11月15日(月) 11時半よりインフルエンザ予防接種。

月日はほうき星の如く去り

月日はホウキ星の如く去り、緊急事態宣言もどうやら菅首相を道連れに去っていった様子だ。

昨日から居酒屋なども酒が飲めるようになって、バブル時代のボージョレヌーヴォー解禁日を思わせる賑やかさらしい。らしいというのは未だ勤め人の私は会社の月次締め作業が中間決算ゆえ日曜日中に終わらせろという命令のもとで働き詰めで暖簾をくぐる、格子戸をくぐるなんてコトから無縁だからなのであーる。

コロナの日々 帰省していました。

今夏は8月7日(土)から16日(月)までと今までになく長い夏季休暇で、11日に2回目のワクチン接種後、用心しいしい帰阪していた。その前も2週間程は寄席等の人寄り場所に近寄らなかったし、大阪でもワクチンの副反応で寝込んだこともあるが結局近くのスーパー以外は外出しなかった。母が89歳と高齢なこともあり、本人も怖がるしこちらも感染させてはまずいので自制に自制を重ねた。とはいってもほとんど雨日であったな。日本中至る所に災害を発生させた秋雨前線の居座りであった。

そんな中で嬉しかったのは・・・

コロナの日々 クラシックのちワクチン接種1回目

7月20日(火)オリンピックが近づいてくる中、我関せずの姿勢を取り続ける。根は好きなもんだから自分を縛り付けておくことが肝要なのだ。定時(通常は18時だが、時差出勤の関係、といっても今日はテレワークなんだが、まあともかく17時定時)で仕事終わり、バスで荻窪へ向かう。お誘いうけたクラシックコンサート。これが今話題の西本智実指揮のもので、ドビッシーやらベートーヴェン「田園」やらで短いものが中心だったが楽しめた。アンコールがラデツキー行進曲だったのがなんといっても最高であった。

7月21日(水)今日もテレワーク。午後、駅前まで第1回目のワクチン接種に行く。接種前、接種後もなんだか一緒に待つ方々の間で自然と会話があったのが不思議であった。なんだか面白い。15分待機したが問題なさそうなんで病院を出て、本屋・スーパーに立ち寄り帰宅した。ワクチンより暑さでくらくらした。早く仕事が終われば赤坂へ八光亭春輔独演会を聴きに出かけようと思っていたが、19時まわるまで仕事が続き断念した。

山下賢二著「松本隆さんに聞いたこと」(夏葉社)

土曜日の朝、駅前のドトールで読書してたら今日の句会の句が送られてきた。リモートの方もいるのでこの形がこのところの定型になってきた。コロナ禍が明けても遠くへ移住された方々もおり、このかたちが続くかもしれない。喫茶店の仕切りも案外心地良く明けても続くかもしれないと思う。今日は秀句が多い。

読んでいたのは山下賢二著「喫茶店松本隆さんから聞いたこと」(夏葉社)。薄い本なのですぐに読了したけれど、これはいい本だ。関西に移住された松本隆さんに京都市内の喫茶店で話をきいている。活力ある時代を作り上げた方の言の葉には目標を半ば失っている現在には沁みいる言葉が多く、若者達だけでなく我々にもカンフル剤になりえる一言が散りばめられてる。仲間について、妹さんについて、作詞について、孤独について等々またときどき読み返したくなることだろう。中京区のカフェ火裏蓮花、左京区のジャズスポット ヤマトヤ、中京区のイノダコーヒー本店休館、上京区のかもがわカフェでお話しを聞いているのだが、イノダコーヒー以外は行ったことない。静かにあとの3つをまわりたいものである。

コロナの日々 またしても緊急事態宣言

7月10日(土)来週月曜よりまたしても緊急事態宣言とのことで、しばしの飲み納めと夕方高円寺に出かけてペリカン時代、ちんとんしゃんとハシゴした。ペリカンではフィンランドのジンでジントニック、ちんとんしゃんでは日本酒の活きのいいところを澤の花手始めにいただき、話も盛り上がったが、こちらが何故だか貧血気味になって一時横にならせてもらう始末と相成った。そんなに飲みすぎちゃいないのだが歳ですかね。久々に西荻からタクシーで帰宅。

 7月11日(日)体調悪く一日横臥して過ごしてしまう。装丁の桂川潤さんの訃報が発表となった。先週木曜日にKさんから連絡もらい知っていたのだが、発表がなく宙ぶらりんの状態が続いていた。オーラの発生装置の電源を自ら切ってしまわれたような方で、いつも自然体でおられた。山形県川西町フレンドリープラザの一箱古本市で2回ご一緒し、打ち上げ・宿泊までずっと一緒にいさせてもらえたんで仲良くなっておりました。東京でも飲んだり、漱石本の装丁の講義に参加させてもらったりしていたので、この突然の訃報にはまいりました。ちりとてまんと訃報が続きます。

夕方、下北沢にお住まいの方が虹が出ているとツイートされたので駆け出して、一番視野の広い井の頭線跨線橋の上にくると東の空に虹がかかっていた。少し嬉しくなる。これが今日唯一の外出でした。

 7月12日(月)テレワーク。お昼に古本系2件浪曲系2件、お薬系1件の振込でコンビニ・銀行・郵便局をハシゴする。やはりハシゴは飲み屋がいいね。駅前のラーメン屋で冷やし中華900円(少し高かないか)を食べて急ぎ帰宅。ミンミンゼミの短い鳴き声を聞いた。私にとっては今年初めてのセミの声だ。

 7月13日(火)午後休を取得し、免許更新に行く。期限が今度の日曜日だから危ないところだ。杉並区内にはその手を引き受ける警察なく、都庁の免許センターか少し離れた警察署に行くしかないのだが、今回は気分で立川へ行く。駅前でバス停を探しうろうろし、全く見知らぬバスの車窓に目を凝らしていると小さな旅行をしている気になって少しは気分転換になった。優良者の免許更新もなんだかんだと時間がかかるし、その手続きはいかにも昭和のままのような気がする。もらった免許証の写真は5年分老けているのが明らかで気分を落ち込ませるものだった。帰りは昭和記念公園を通り駅へと歩いて出て、ヤマダ電機でWEB会議用のヘッドフォン買い、少し喫茶店でまどろみ西荻へと帰る。今日は火曜日で古本屋は軒並み休みなんですよね。違う曜日にすればよかったと思ったもののあとの祭りだった。