昼前に家を出て、上野の寄席に行ってきました♪
久し振りの落語だなあ・・・
席あります。との張り紙にホッとして入りましたがほぼ満員の大盛況・・・会場案内のおばちゃんに空いてる席を探してもらって座りました。
前座噺が2席終わって、お目当ての一人である五明楼玉の輔さんの出囃子が鳴っているところでした。
五明楼 玉の輔 ざいぜんごろう
古今亭 志ん輔 夕立勘五郎
松旭斎 美智・美登 マジック
柳 家 はん治 鯛
柳 亭 市 馬 真田小僧
ニューマリオネット
伊 原 寛・智寿子 糸操り
橘 家 圓 蔵 漫 談
お仲入り
三遊亭 歌武蔵 強情灸
柳 家 喜多八 唖(おし)の釣り
鏡味仙三郎社中 太神楽曲芸
三遊亭 歌之介 幕末竜馬伝
小朝師の弟子玉の輔さんは気弱な医者が始めてのガン告知に悩むという新作落語、
志ん輔師は短い講座時間の場合によくかけるという「夕立勘五郎」・・・田舎訛りの浪花節語りは絶品でした。
マジックをはさんで、はん治師はおなじみ桂三枝作「鯛」料理屋の生簀に入れられた鯛が語る物語で、ガラス越しに活け造りにされた仲間の姿を眺めるというシュールなもの。
春風亭正朝師の代演で思いもかけず柳亭市馬師が出てきたのはうれしかったですね。
ネタは親父を翻弄する子供を描いた「真田小僧」
そしてニューマリオネット・・・操り人形ですね。スペインの闘牛士と安来節をひょうひょうと演じられました。
中入り前のトリは圓蔵師でしたが・・・まあ漫談ですよねえ・・・客席は師が出てきただけで大喜びでしたが、ネタを見たかったなあ・・・
中入り後は「ただいまの判定をご説明致します」と登場する元力士の歌武蔵師、今の相撲協会騒動を少しは語るかと思えば、堅く「強情灸」を熱演・・・よかったですねえ
続いてお目当ての喜多八師・・・疲れ果てて出てきて座布団に座り、トツトツと噺に入っていかれました。「ネタはおしの釣り」という、絶対にTVラジオで演じられないネタでしたが、味がありますなあ・・・
太神楽をはさんで大トリは鹿児島出身圓歌部屋の三遊亭歌之介さんの新作「幕末竜馬伝」 竜馬の話はとびとびで間に全然関係のないネタがもりだくさんという歌之介パターンとでも言うべきスタイルで、ホント客席は大爆笑でしたね。さんざん笑わせといて突然に竜馬の話に戻って、それがまた爆笑を生むという寄席向きの一席でしたね。
私の隣の若い夫婦なんて、ホントにおなかを抱えて笑っていましたよ。
久し振りの寄席はいいもんでしたな♪