東西落語研鑽会 可朝復活!!

昨夜は有楽町へ第30回の「東西落語研鑽会」へ行ってきました。




笑福亭 銀瓶  天  災



林家 たい平  干 物 箱



月亭 可朝   餅 屋 問 答



中入り

笑福亭 仁智  源太と兄貴



笑福亭 鶴瓶  死   神



会場に入ったのはたい平さんの「干物箱」のオチ寸前でした。客席は気持ちよくケラケラと笑われています。銀瓶さんと共に見れなかったのが残念です。銀瓶さんは大銀座落語祭での「はやかぶの会」でお聴きしましたが、中々の芸達者・・・近いうちに深川の方で落語会されるので都合がつけば行かせていただきたいと思っています。
さてさて、ストーカー容疑で逮捕され、お詫びの会見で変な唄を歌ってパッシングされた可朝師が帰ってまいりました。カンカン帽を片手に踊りながらの登場に拍手喝采!! 最近、カタカナ言葉が多くてわかりませんわ・・・辞書で調べました「ストーカー」ってどんな意味なのか、でドカーンと爆笑・・・
客席を暖めてからの餅屋問答(東京ではこんにゃく問答)はマクラがヒートアップしすぎた為もあってか、もうひとつ精彩を欠いていたのが残念でしたなあ。

中入り後の仁智師は得意の新作「源太と兄貴」で会場を本当に爆笑の渦に巻き込んでいました。マクラでは在阪放送局専属のプロ野球解説者3人の話が面白い、面白い!! 川藤と福本と栗橋(もと近鉄)・・・ うち二人はパ・リーグ出身ですが、大阪ではもっぱらタイガースの解説ですわな、

アナ「栗橋さん、近鉄から移籍してきた久保はどうですか?」
栗橋「彼は藤井寺に住んでいるんですよ。私が甲子園で仕事があるときは乗せてきてもらっているんです。」
アナ「いや、そうじゃなくて今日(の調子)はどうなんですか?」
栗橋「今日は電車で来ました。」

もう大爆笑ですわ。本編も落ちぶれたヤクザの兄弟がする事する事裏目に出ると言う噺で傑作でしたな。また違う新作を是非とも聴いてみたいものです。

鶴瓶師は「鶴瓶版」と銘打ったご存知「死神」 死神から、死にそうになった病人を救う方法を教えてもらった男が、それで金儲けするが、無茶をして自分の寿命を縮めてしまうというお話ですが、鶴瓶師は死神を女性にしました。それも前世とからめるという複雑なレトリックを創造されたのです。なかなかいいじゃないですか・・・ 最近の「死神」は最後に男が自分の命の象徴であるロウソクをどのように吹き消すか、というところに焦点がいっていますが・・・鶴瓶師は・・・まあ、これは見てのお楽しみですね♪
今日は最後の重要なところで、ちょっととちられたのが残念でした。













■可朝師の高座がニュースになっていました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081117-00000018-oric-ent