千駄ヶ谷から外苑前へ

今日は午後からお出掛け。
とあるチケットを受け取りに千駄ヶ谷にある国立能楽堂へ行きました。とあるといっても落語じゃないんですね、これが…じゃあなにかと言えば、まあお楽しみとしておきましょう。しかし、落語以外の古典芸能の歌舞伎や能狂言に比べると落語のいかにお安いことか!!
本当は色々と行ってみたいのですが、そんなことしてたら破産します。


さてさて、
国立能楽堂の最寄り駅は千駄ヶ谷駅でして、日本代表応援生活の頃にはよく来たもんです。目の前に見えるシルバーの屋根は・・・

東京体育館。聖地国立競技場はその向こうにあります。
駅前からちょっと寄り道で左手(東方向)に進み、首都高とJRの高架を越えて外苑西通りを北に行った、「大京町」の交差点にかかる歩道橋の上から撮影しました。

実はこのあたりにあった植木屋で新選組沖田総司が絶命したと言われています。西方向を眺むれば・・・新宿御苑でした。

もう一度、千駄ヶ谷駅前まで戻って、反対の西方向へ新宿御苑の塀沿いに進みますと・・・

学者ながら政治に辣腕を発揮し、「正徳の治」をおこなった新井白石終焉の地です。6代7代将軍に仕えますが、8代将軍吉宗に罷免され、江戸中心部の地所も召し上げられて、この当時は田舎であった新宿の地で生涯を終えたのでした。
その向こうにはDOCOMOタワーが聳えておりました。

ここから、道を南へ折れて、、再びJR高架・首都高を越えます。
すぐの街中にあったのが国立能楽堂
無事にチケットをゲットできました。ちなみにお能の定例公演は正面4,800円、脇正面3,100円、中正面2,600円でした。一度、中正面で一度行ってみますかね。

能楽堂を出て、道なりに南下していくと五差路にぶつかり、その角にあるのが「鳩森神社
鎮守の森が鬱蒼と繁り、鳥居の中は真っ黒ですね。

この境内には富士塚がありました。

結構急な富士塚でしたがなんとか制覇。本殿にお参りしてから、神社をあとにして南へ、ぶつかった道を左折してスグにあったのが、心霊スポットとしてよく取り上げられた千駄ヶ谷トンネル!!

このトンネルの上が仙寿院というお寺の墓地なんですよ!!!
恐る恐る通り抜けましたが・・・落書きばかりでしたね。
このトンネルを抜けると、道は外苑西通りにぶつかります。右折(南方向)して一つ目の小さな路地を左折、その角にあったのがこの「モナリザ像」

最初はチェ・ゲバラのマネかと思ったけど、横の店が中華なんで中国共産党のマネなんですね。
この先を右折した道が実はなかなかの古道なんです。

なだらかな坂ですが、その名前は「勢揃坂」
なんと「後三年の役」といいますから平安末期の11世紀の頃、八幡太郎義家が奥州征伐に向かうに際して、この坂で軍勢を整えたんだそうです。それで「勢揃坂」!!
なんでもない小路なんでビックリしてしまいます。
この坂を抜けて南に行くと「熊野神社」がありました。

この神社の狛犬は鋳物でしたので驚きました。
ここからは青山通りに出て、地下鉄銀座線「青山一丁目」駅まで歩きました。

残念ながら外苑のいちょう並木は未だ色づいていませんでしたね。
(正面奥は聖徳記念絵画館明治天皇関連の絵画史料館ーです。)