久我山稲荷神社 湯の花神楽


今日は遠出を控え(なんとなく電車に乗り新宿や渋谷まででるのも遠出な気がするのです。)て、近所をぶらぶら。野菜の自販機でトマトとえだ豆を買い、南にむかって京王井の頭線を越えると、神楽囃子が聞こえてきました。

久我山稲荷の境内に入ってみると境内の神楽殿でまさに演じられている最中でした。



観客がわずか2―3人というのがいいじゃありませんか!! 東京の平成の光景とは俄に信じられず、しばしボウと眺めておりましたよ。



神楽は延々と続き、この翁の後に、後方に控えて座っている者2名が舞い、それで終わりかと思えば、若者の面が登場するといった具合でして、この場から離れました。


境内の隅には「湯の花」用の釜が据えられていました。
疫病退散を願い、この釜で沸騰したお湯を小笹で身に掛ける・・・古来の神事「盟探神湯(くがたち)」の儀式ですね。それに合わせて神楽を奉納したようです。
ただ、この釜には水さえ入っていませんでしたから、あの神楽も予行演習だったのかもしれません。



閑散とした広場では露店がこれからの活況を夢見ながら準備中でした。