立川談志一門会 三鷹市公会堂

往復はがきで申し込んで当選!! チケットを買ったものの、もう少しで冨山へ行く為に行けないところでした。
いや行ってよかった!!! 



立川談修    かつぎ屋


立川志遊    替り目


立川談四楼   柳田格之進


中入り


立川談幸     火焔太鼓


立川談志     品川心中



談四楼師の「柳田格之進」は2回目ですかね。正月2日の雪の景色・・・柳田格之進と番頭が偶然出会う場面が好きだなあ。この噺を聴いていると山中貞夫監督の「人情紙風船」の浪人を思い出します。
中入り後の談幸師の「火焔太鼓」!! よかったですねえ・・・口舌鮮やかさに思わず身を乗り出して聴き入りましたよ。
そして談志御大のご登場。スペシャトークとありましたので、先日、繁昌亭に出られた事やその後で米朝師匠宅を訪問された時の話が聴ければなあ・・・と期待していました。
出てこられるだけで感動的な感じは、それこそ米朝師匠と同じものを感じましたね。そして、何を話されるのか、と固唾を呑んで待っていると・・・イキナリ噺に入っていかれたのでビックリしました。それも「品川心中」ですよ!!!
声はかすれておられ、時々話そうとされても、それに声が追いつかないというか出にくい感じの時もありましたが、要所要所で笑いをとりながら、グイグイと引き込んでいく力強さに唸りました。やられました!!!
思えば、池田市民文化会館での米朝師匠との二人会で「頭が割れるように痛い」と出てこられなかった時から20年近くたって、ようやく談志師匠に出会えた思いです。こりゃあ、談志師匠を追いかける人がいるワケですね。
品川の海からようやく帰ってきて親方の家を訪ねる所で終わられましたが・・・もっともっと聴いていたかったなあ。
「年末には『芝浜』でもしゃべるかな」なんて言われてまして、この声もオレの声と何か吹っ切れられた感じがあり、これから新たな談志時代がまた到来するのかとワクワクさせられました。
今年のベストです!!!