1月3日に思い立って初めてサンケイホールブリーゼへ行ってきました。米朝師匠のご尊顔を拝見するために!!!
ご挨拶 米朝・ざこば・南光・雀三郎・米八・文我・米紫・しん吉
桂 米紫 「掛け取り」
桂 南光 「佐野山」
桂ざこば 「らくだ」
中入り
桂 米八 「曲独楽」
桂 文我 「癪の合薬」
桂雀三郎 「哀愁列車」
去年は3日目に動楽亭に行ったんでしたねえ・・・。午前中に家を出られなかったこともあり、何よりも米朝師匠が出られるという事で
当日券を求めて出掛けたワケです。3階袖席とは言え、当日券を入手出来たのは幸いでした。
しばらく時間がありましたので、正月の堂島界隈をブラブラしましたが、その話はまた今度として、「米朝一門会」です。
3階袖席からは40度近い角度で見下ろす感じですね。少なくとも落語を聴く角度ではありません!!
さて、
米朝師匠の挨拶・・・しっかりとされていてよかったです。最近はサプライズ的にしか出られないという事でこういうチラシに写真が出て
いる会は貴重なんです。「挨拶だけやそうやが、1分でも2分でも落語がしたい」といい事を言われてました。
米團治襲名披露以来となるご尊顔を拝させていただき、「来てよかった」と思ったものです。
しん吉さんは最近よくやられている「金明竹」・・・タテ弁のところにいくまでで終わりましたが、丁稚のテレコなしようはここまででも充分に
笑えますね。
米紫さんは改名後初めてでした。年始に「掛取り」とはこれいかに?と思いましたが陽気な高座。
南光師は聴かせますねえ!!「佐野山」というのはさして面白い噺でもない、弱い相撲取りが祝儀替りに八百長してもらうと言う、えげつない噺でもあるんですが、堪能致しました。
さてさて、ざこば師、「らくだ」を千日前の火屋(火葬)までのフルバージョンでやられました。私もやられました。まいりました。
熊五郎も紙屑屋も、大家もそしておそらく死んでいるらくだもみんなざこば味のしゅんでいました。味がありました。少々雑なところがあってもそれは味!!
いい「らくだ」でした。(細かいやりとりには米朝師匠にそっくりの部分も残っているのもよかったですなあ・・・。煮しめを手皿で食べるところとかね。)
ざこば味の落語を他にも聴いてみたくなりました。
中入り後は米八師の独楽芸の後、文我師「癪の合薬」雀三郎師「哀愁列車」と続きましたが・・・ざこば師にもっていかれましたなあ。