桂吉坊一人会  経堂さばの湯

今年も毎月の吉坊さんの落語会が始まりました。
このところは毎月3日連続!! こんな会をやってる噺家はあまりいないんじゃないでしょうかね。
初日と3日目にうかがいましたが、昨日の3日目は大入り満員(キャパでいうと30人超ですかね)



初日


「子ほめ」


「肝つぶし」



(2日目)


「東の旅 野辺〜煮売」


「一文笛」



3日目


「宿屋町」


「強情」



※2日目は情報をいただきました。


三味線は1日目2日目と恩田えりさん。(昨日3日目の方はお名前を存じません。)


初日の「子ほめ」がとにかく素晴らしくてよかったのですよ。
今まで数多く聴かせていただいた色々な方の中でピカ一でした。たいしたもんです。見上げたもんです風呂屋の煙突・・・
ってそら寅さんでしたか。



「宿屋町」もそうです。最高でした。これ以上の「宿屋町」がないというくらいの「宿屋町」でした!!
普通、宿屋町といえば山ない谷ないズンベラボンの前座噺に過ぎないのですが、あれだけ笑いを誘い、自家薬籠中のものにされているとは!!

「子ほめ」と共に小気味良いテンポが聴き手を浮かれさせてくれます。奥の手や今風のクスグリに頼らずに、客の笑いで待つべきところは待ちながら噺をとんとん運んでいく腕は、こりゃもう大したものです。



「強情」は以前にさこば師で聴いたことのある噺で、吉坊さんもざこば師に教えてもらわれたそうですが、ほんにざこばテイストあふれる流れになっていました。こういうのが面白いところですね!!



これから素晴らしい企画も進行中と、熱演後にお聞きしました。
ますます吉坊さんから目が離せません!!!





そばの湯点景シリーズ 横の棚の中・・・いろんなデザインの鯨術カレーの缶詰が詰まれてあって、その横にカッパの自動車?
奥に頭だけだしているのは小さな鏡餅の橙さんです。