吉坊ノ会  


今日は東京で初めて開催される「吉坊ノ会」を聴きに護国寺講談社へ行ってきました。
その6階の講堂で史上初開催された落語会です。


桂 吉の丞   「子ほめ」



桂 吉 坊   「花筏



春風亭一之輔   「鈴が森」



中入り



桂 吉 坊   「たちきり」



非常に歴史を感じる講堂での落語会。思った以上に見やすかったものの、ギシギシと鳴る高座や、9時にチャイムが鳴ったり外を走る車の音がよく聞こえたりと、決していい会場ではなかったですね。
ただ、そこで落語を聴くというのは面白い体験でしたし、よかったのではないでしょうか。

今日の「聴きもの」はなんといっても吉坊さんの「たちきり」です。上方落語では屈指の大ネタ・・・吉坊さんがどう演じられるのか、興味津々で聴き入りましたよ。
変なクスグリもなく正面突破を計った堂々たる「たちきり」でした。番頭がシナリオ通りに若旦那を蔵座敷に入れて三文貫ほど笑うというところでも、「(三文貫って)どれほどやわかりませんが・・・」と言って笑いを誘うのが一般的になっているのですが、そこをスルーしたところには感心しました。
これから、幾度となく演じられ吉坊さんの色がどのようについていくのかが楽しみですね。

一之輔さんの「鈴が森」は膝がわりにしては強烈すぎる一発でした!! 凄いの一言です。