サンケイホールブリーゼに南光こごろう親子会を聴きに行ってきました。
正月に思い立って米朝一門会に行った際にチケットを購入していたもので、1階の前の方の席でした♪


桂 鯛蔵    二人くせ


桂こごろう   野崎詣り


桂 南光    五貫裁き


中入り


桂こごろう   崇徳院



いやあ、聴き応えのある落語会でした。師匠の南光師が五貫裁きでぐっと締め、その前後でこごろうさんがはじける!!
開口一番の鯛蔵さんは時間制約にあってのことか・・・ハワード・ホークス赤ちゃん教育」並みの早口。また、早口での大阪弁が江戸っ子のように聴こえるというのもうれしい発見でした。
「野崎詣り」では鉄板マクラの新快速のガッタン座席から。何度かお聴きしていたのに大笑いして「野崎詣り」の世界にどっぷり漬からせてもらいました。
ラストの「崇徳院」も絶品。あの部分、この部分がないな、と思いながら聴いていましたが相当にこごろうテイストに改変されてましたね。最後の日の熊五郎にはこごろうさんしか出来ない、自らの容姿を利用した工夫でうなりながら抱腹絶倒させられました。
南光師の「五貫裁き」は江戸落語を上方に置き換えたもので、師がよく演じられています。以前、CSの「らくごくら」で拝見したことがありましたが、じっくりと語っていく上方には少ない型の噺で「大岡政談」の一種ですね。「野崎詣り」と「崇徳院」の間にこの噺をもってくるというセンス・・・米朝事務所の方がつくられたのでしょうか? 素晴らしいですよね。
堪能させていただきました。




このあと、西宮へ「焼肉ドラゴン」を観に行ったのですが、その話は明日にでも。