十日町の宿で打ち上げ後の深夜、雨音聞きながら岡崎武志編「庄野潤三小説撰集 親子の時間」読了。
旅の途中に就寝前にと少しずつ読み進み、登場する家族との時を共に過ごした感が強い。特に最後の「山のうえに憩いあり」は河上徹太郎氏と家族の交流がなんとも微笑ましく読了後すぐ読み返したくなる。
中の一遍「鍛冶屋の馬」はゆっくり読まないと前後関係がわからなくなる。会話の中で現在と過去をいったりきたりする不思議な感覚を味わう。
岡崎さんのラストの文章も素敵だ。
- 作者: 庄野潤三,岡崎武志
- 出版社/メーカー: 夏葉社
- 発売日: 2014/07/25
- メディア: 単行本
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