山本一生著「哀しすぎるぞ、ロッパ 古川緑波日記と消えた昭和」読了。
ロッパの生涯を彼の日記で語りつつそこに現れる昭和の一段面に光を当てる好著。 登場する人々も個性的で面白い。
実はもし身近にいれば、一番嫌な奴がロッパだったりする。
彼は日記を書き続ける事に精神の慰藉を求めて、こんなに病状が悪化するまで連日連夜書き続けた事に驚く。
まあ、それ以上に血を吐いてもやめられなかった煙草への愛着には驚いて言葉もなし。
そうそう、ちくま文庫の「ロッパの悲食記」は愛読書の一冊であります。読まれよ、このいじましくも貪欲な食欲を!!!
- 作者: 山本一生
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/07/16
- メディア: 単行本
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- 作者: 古川緑波
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1995/08
- メディア: 文庫
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