週刊ダイヤモンド「落語にハマる」

昨夜、帰宅途中で購入したが今まで出たこの手の特集の中では一番どうかと思いましたね。
編集後記を見るとスタッフのひとりが落語好きらしいけど、なんだかバラバラな感じだし間違いも多い。
上方では「米團次」になってるし、戦後の上方の噺家はわずか数十人になってしまった、というのは十数人の間違いだ。
なんだかふにゃふにゃの系図、のようなものもいただけないよ。
噺家のギャラの詮索もゲスの極み!! まあ、雑誌の性格からそっちもやりたかったのでしょう。
噺家の一生で、前座→二つ目→真打→ご臨終〜 ってネタではよく話されてるけどそれを図にする必要はない。


とここまでは悪口三昧だったけど、いいところもある。
まず、噺家のインタビューだ。内容は浅いもののいい人を選んでいるじゃないですか。三三・白鳥・一之輔・花禄・志の輔(順序に意味ないよ)
当代文枝インタビューに神戸に新しい繁昌亭をつくろうとしているけど大丈夫か?なんて話題まで上方方面を取り上げてくれたのはありがたい。
それと堀井憲一郎さんに無理くりやってもらった噺家ランキング50。
当然、こちらの好みとも違うし、人それぞれだけど、年間あれだけ聴いている人なんだからさ、志らくさんもそうtwitterで噛みつかなくてもいいんじゃないかな。

まあ、こうして悪口言うためにもまずは買いましょう。
部数が伸びればまた他の雑誌もとりあげてくれるでしょうからね。