浪曲、三味線の視座2 玉川みね子

浪曲、三味線の視座。2 玉川みね子」、関東の曲師の系譜からみね子師匠の話へ。福太郎師匠の家が土建屋でそこに働きに行き見初められたそう。師匠は既に木馬亭の舞台に立たれていてみんなで見に行ったこともありました、と。結婚されてからは三味線修行の日々・・・
お子さんが産まれるまで6年程間があったので習得出来たがなかなか覚えられなくて、芝清之(しばきよし)氏がやられていた木馬亭での浪曲教室に通うだけではなく、木村若衛師の合三味線だった山本太一師匠の自宅にも通ったと話された。小沢昭一さんのしゃぼん玉座の方が習いに来られたり、その頃木馬亭には「三扇会」でさん喬・権太楼・小里ん師匠達も来られていたそうです!
みね子師匠が奈々福さんのお三味線の師匠にあたるのですが、若い頃よく怒られたという話や、お叱りの手紙をもらった話を奈々福さんがされても師匠はキョトンとされて「覚えてないわ」と言われるのがかわいいのです。口数の少ないみね子師匠の話しをお聞き出来、「陸奥間違い」を聴けて幸せな夜でした。