三たびの新宿骨折日記その1 4月3日〜4日

2019年4月3日(水)

9時受付着の予定が、自宅近くの久我山バス停にバス延着で大久保駅から走っても数分の遅刻となってしまった。ごめんなさい。

入院受付で書類持参しなかったから書き直して手続き(家で探してもなかったからなあ)

病室は210号室の通路側、あれあれ前と一緒じゃないか。では診察券渡してください、と看護士さんに言われて、「あれ、受付で渡しましたが・・・」と言いながら大捜索するももやはり出て来ず、またやってしもうたか〜と暗くなるが、「あ、受付にありました」と看護士戻ってきてホッとするも、スグに紙衣の手術着に着替えさせられる。

「手術はお昼もしくは昼過ぎ」との由、いよいよだなとすこし緊張してくる。

紙衣で横になって間もなく手術は10時過ぎに早まりましたとの驚きの連絡入り、手術後横になる簡易ベッドをごろごろお供に連れてB2へ。

名前・生年月日告知で通され手術台に横になる背中に大きな枕状のものがあって、胸高頭低で居心地悪い。そこで右手に点滴の針入れ損なうもんだから、「困るよ、ちゃんとやってよ」なんて文句言ったら口にマスク押さえつけられて大きく息を吸って、と先に眠らされてしまった。

11時半前には戻ってきたのか、まもなく他の患者にはお昼が配られてきたが私はない。

朝昼抜きの点滴いただきます、だ。その点滴の針が左手甲に突き刺さっていて驚いた。小指と薬指の下の方だ。人を眠らせといて無茶をするなあ、全く。右手(人差指)に脈拍計、左手に点滴、胸には心電図♪ と沢田研二の「サムライ」みたいな感じでベッドに横たわる。iPadで会社メール確認し上司に手術成功メール送信、次いでiponeでオフクロや友人にLINEやDMで知らせてtwitterでもツイート。頭と心はAppleで世間に繋がっているんですね。荻原魚雷さんの「古書古書話」読みながら時を過ごす。両手をなにやかやで結ばれているので読みにくい。しかも大著だしね。でもね、4ページ毎のエッセイは読みやすくてこういう時にいいな。面白いし!

横のベッドは今から退院だが、夫婦で色々揉めてるのがラジオの様に聞こえてくる。酒はもう飲んだらダメ、酒を薦めた同僚も同罪、見舞いに来るというから御見舞御礼でくるんでもらっていたのに来なかったから高島屋で熨斗紙をただの御礼に交換してこなくては、などなど。まったく、まったくである。

6時より久々病院メシの夕食

鮭のちゃんちゃん焼き、ほうれん草と小海老の煮浸し風、アスパラとコーンと人参のサラダ、柴漬。

「こころ旅とうちゃこ」長谷寺草団子編を見て巨神戦に久々チャンネルを合わせる。今年はプロ野球を見たいな、と思っていたところを「古書古書話」が更に煽る訳だ。阪神0-6とやられているが3点返して、やるぞやるぞと思うもそこまで。ああ、巨人に2連敗。そして消灯時間。スマホのラジオの時間だ。荻上チキから少し他も聴いてラジオ深夜便で寝落ちしたのは2時過ぎだった。最後の方、ラジオの内容にちりとてちんの出演人物がかぶる混沌状態からの寝落ちだった。いま久々でDVDボックス見てるからね。

 

 

4月4日(木)

6時14分かに採血で起されるも目がなかなか開かない。ついでに脈拍と心電図外してもらい、スッキリしてトイレに連れて行ってもらった。大出ず。

連れ戻ってもらいベッドにしばし腰掛けたままで過ごす。そこに検温と血圧測りに来られる。

左脚ようやく感覚戻ってきつつあり、指先も動かせる様になってきた。

BSでおしん見ていると瀧川副院長が大丈夫ですか?と顔を出していただく。

朝食 煮物 白菜味噌汁 蕪キュウリ浅漬け JOY付き♪

食後1時間の点滴、左足も少し動き出し、11時過ぎより1人リハビリ開始する。

隣のベッドには鎖骨プレートを抜く老人が入院してきた。奥さんとのやりとりやはり筒抜け。お腹が減った、お腹が減ったと嘆いておられる。昨夜6時過ぎに夕食だったというから無理もないね。

昼前には院長も来られビスが固定して抜けずドリルで頭を潰した、といらない説明あり。

昼食 有り難やカレー、サラダとフルーツ。

オイシカッタ。(辛味なく、さりとて甘くないカレーは実はハヤシライスと後程判明)

午後は時間もありリハビリ、読書、リハビリ読書、合間にスマホと過ごしていく。再来週の出張計画も各所に連絡とり決定と少し仕事もした。リハビリだが、左足が誰かに膝カックンされた様になり、油断していると大変危険だ。

イガ君が見舞いに顔を出してくれた。嬉しい。コーヒーやポカリに小枝やカットリンゴなんか買ってきてくれる。近況を伝えあったり、スマホで読んでる本やアプリを教えあったりして長い間いてくれた。彼も色々読んでるなあ。丁度「古書古書話」に出てきた作家なども読んでて話が盛り上がる。途中、松葉杖が届き軽く訓練、1人でトイレに行けるようになった。彼が帰ってから杖を片手に廊下で特訓、いいぞいいぞ!膝カックンもなくなってきたぞ。スタッフステーション前でオフクロと会社に電話もする。合間に荻原魚雷さんの「古書古書話」も読了、入院にはもってこいだ。

6時前に検温、36.4℃、「血圧は?」と訊けば「血圧は、、、いいや」と言われる。

夕食、魚の南部焼き、野菜の味噌ソテー、ナスのおろしかけ、味噌汁

とうちゃこから野球–巨神戦から中広戦にハシゴ。阪神3連敗はいただけないが、中日の九回表戦いにしびれた。バーナード・リーチの皿が出た骨董番組見てテレビ消す。

中日の戦い中に消灯済み。それからはラジオ時間。荻上チキ聴いてラジオ深夜便に流れるがスマホの充電調子悪く、そっと止めてipad町田康の「告白」など読み出し、気付けば1時を回っており、強制的に目をつむり寝落ちした。やれば寝落ち出来るやん。