東海道歩き 庄野宿から鈴鹿峠越えて土山宿まで

新しい天皇誕生日と振替休日の2日間、久しぶりで東海道を歩いた。

今回はゴルフ氏ではなく同僚の小室さん(当然仮名w)。前回、ゴルフ氏とがんばった関西本線加佐登駅に10時前に集合して歩き出した。晴れてはいるが強く冷たい風が吹いていた。東京では前日に春一番が吹いたんだが三重はどうだったのだろう。

駅から1㎞程歩いて庄野宿となる。小さな宿場町の印象だ。無料の庄野宿資料館に入ると見たことのないような大きな高札があり目を見張った。次は亀山宿、これは結構距離があって8.5㎞も離れている。東海道鈴鹿川に沿って西へと続く。時には川を眺めながら、支流を渡りながら歩みを進めた。なかなか食事をするところがなく焦りだした頃に、亀山宿に到着し街道沿いに牛重の店「さとう」を見つけて昼ご飯、なんともボリューム満点であった。さあ再出発、亀山城の多聞櫓を見上げ、野村一里塚を過ぎ、亀山インターをくぐり関宿へ入る。この間、5.1㎞で少し疲れが見え始めたが、関宿の昔ながらの家並みを眺めていると疲れも吹き飛ぶね。また、どういう訳か、コロナなのか人っ子ひとりいない。まるでクロサワ「用心棒」の世界のようだ。延々と続く家並を撮影しながら歩いていく。西の方が観光名所化していて少し観光客の姿もあった。街道沿いの尾崎酒店で今宵の日本酒と焼酎を買い込み、さあ山登りだ。ワンダーフォーゲルだ、と鈴鹿峠に続く坂道を上りだす。実際、亀山宿を過ぎると登坂ばかりが続いてダウン寸前であった。しかも坂下宿までが5.3㎞とかなりある。家が見えだすと「ここが坂下か」と私が問えば小室氏が「いや違う違う」と否定する、その繰り返しであった。ようやく坂下宿に到着、小休止の後、今度は今夜の宿を目指さなければならない。宿の名前は「バーベキュー鈴鹿峠」。名前の通り鈴鹿峠近くにある訳で、これまた行っても行っても見当たらないうちに段々と薄暗くなってきたのだった。まあ、今日はこのあたりまで。