コロナの日々 5/8~5/10

5月8日(金) ふと気づけば8時20分前!なんとぐっすり眠ってしまった。驚きながら散歩に出る。今日も肌寒い。児童公園を通ると滑り台が青いビニール紐でアチコチ結ばれて使えなくされていた。これは公的なものではなく、子供の騒ぎ声が気にさわるコロナノイローゼ気味の近隣の方が自警的におこなったものだろう。少し怖い気がした。普通はその児童公園を抜けて帰宅するが、今日はまだ時間があるので大回りして井の頭通りの松庵郵便局まで歩いた。ファミマや他の店も見つけて少し我が領地が広がったような気がする。朝食ご存知トースト半切れ。午前中リモートミーティング。久々の顔が嬉しい。検査書の修正などしているうちにお昼となり、今日は簡単に炒りたまごと味噌汁、タコの刺身の残りですます。午後は電話の多い日であった。youtubeのポップ対歌謡曲を聴きながら仕事、どんな仕事やねん。

夜は鶏肉と葱豆腐を炊く。他に炒り卵、スナックエンドウ・人参のバターソテーで夕食とした。この日は、なんだか遅くまで眠られなかった。

 

5月9日(土)朝9時頃までゴロゴロして休みを実感する。朝昼兼用で豚肉ともやし、紅ショウガで焼きそば。これで我が家に肉はなくなった。それと野菜が足りないなと親から嫌味のように送られてきた青汁を飲む。TBSラジオ久米宏、ラジオなんですけど」聴いてから散歩の出ようと思ったがだんだん雲が濃くなり、どうやら雨が降りそうでそれではと取りやめて昼寝。寝ころびながら新日本風土記松本清張 鉄道の旅」を何度も巻き戻し(はしないがその気分だね)見るのもなんだか良かった。今日は朝のゴミ出し出遅れで確認に出た以外は外出しなかった。夕食はほぼ昨日のリピート。炒り卵がないくらいか。夜10時過ぎに母から電話があり、私同様に今日は外出せず誰とも話してないねんと延々喋りたがって少し困った。テレワークなんで昼間でも時々電話してるんだが、今日は電話しなかったからね、ゴメンねお母さん。母が忘れている俳優を思い出す手伝いを延々とお互い笑いながらしたな。風間杜夫は「ほら、花巻旅行の帰りに寄ってタクシーで観光した町」なんて盛岡のヒントだして風間杜夫に近づけたりしてね。船越英一郎で面白い間違いは「舟橋聖一郎」かな。寝ようとしてETV特集「映画監督 羽仁進 ~すべては”教室の子供たち”からはじまった~」を見出して覚醒してしまった。ドキュメンタリー手法のみずみずしい映像に心打たれ、岩波映画の企画書やシナリオの資料が大学等で受け入れられず転々としていたのが今年コロンビア大学に引き取られることが決まったと聞いて唖然となる。そして、こうツィート「岩波映画の資料が廃棄にならずコロンビア大学で保存されるのはよかったが、本当に近代日本を調べるにはアメリカやヨーロッパに行かねばならない未来が待っている。古書店に聞いても本来なら大学が所蔵するような資料が出ても予算がないと断わられて欧米に出る事がよくある様だ。文系の予算削るな。」

 

5月10日(日)サンデーモーニングはコロナ、それもメンバーであった外交評論家岡本行夫氏の訃報から始まった。もとは自民党政権の近くにいた人なんだが今の自民党はなんと遠いところへ行ってしまったのか。昼はそうめんであっさりと済ます。15時過ぎより今日こそはと歩いて三鷹を目指す。三鷹台駅から井の頭公園駅を通って井の頭公園を通らないよう大きく迂回して玉川上水から三鷹へ出た。目的の水中書店到着まで1時間5分かかった。久しぶりの遠出且つ運動だ。店が開いているのは嬉しい。表の均一から全ての棚をなめる様に見、「人形有情 吉田玉男芸談聞き書き」(岩波書店林信夫「古本屋を怒らせる方法」(白水社)「人がたり外伝 大阪人物往来」(澪標)。はす向かいのセブンイレブンでソフトクリームや濃厚カルピスにチョコ菓子買い食いしながら帰路につく。帰りは井の頭公園を抜けて真っすぐに立教女学院を目指すものでコチラの方が随分近いはず。でも少し迷って1時間かかっている。今度はもっと短縮するハズだ。また行ってみよう。夜は毎日曜のお楽しみで文楽仲間とのZOOM井戸端会議、このところ1名欠席が続いたが、今日は4名全員顔が揃い、先週に続いてとみさんも大阪から参加し楽しかった。ビールに関で買ってきた焼酎をお湯割りにしたりして少し飲み過ぎた。終了後、ごはん一膳をセブンイレブンで買い求めた牛蒡のきんぴら等で済ます。酔いながら大河ドラマ麒麟がくる」の道三(本木雅弘好演)の最期を凝視した。