山下賢二著「松本隆さんに聞いたこと」(夏葉社)

土曜日の朝、駅前のドトールで読書してたら今日の句会の句が送られてきた。リモートの方もいるのでこの形がこのところの定型になってきた。コロナ禍が明けても遠くへ移住された方々もおり、このかたちが続くかもしれない。喫茶店の仕切りも案外心地良く明けても続くかもしれないと思う。今日は秀句が多い。

読んでいたのは山下賢二著「喫茶店松本隆さんから聞いたこと」(夏葉社)。薄い本なのですぐに読了したけれど、これはいい本だ。関西に移住された松本隆さんに京都市内の喫茶店で話をきいている。活力ある時代を作り上げた方の言の葉には目標を半ば失っている現在には沁みいる言葉が多く、若者達だけでなく我々にもカンフル剤になりえる一言が散りばめられてる。仲間について、妹さんについて、作詞について、孤独について等々またときどき読み返したくなることだろう。中京区のカフェ火裏蓮花、左京区のジャズスポット ヤマトヤ、中京区のイノダコーヒー本店休館、上京区のかもがわカフェでお話しを聞いているのだが、イノダコーヒー以外は行ったことない。静かにあとの3つをまわりたいものである。