相変わらずコロナの日々 義太夫それから久米明とつげ義春と

レコードの針が飛ぶように日が過ぎていく。このところ肌寒い日が続き閉口しているのだが、そう言いつつもうろうろはしている。

12日は都内某所でのY太夫所蔵SPレコード義太夫を聴く会。津太夫のすし屋に、つばめ太夫時代の越路太夫による阿古屋琴責。音質もよく3分毎にレコードを裏返したり取替たりしなくてはならないが、、、アナログが最終的には勝つんじゃないかなと改めて思った。50年後デジタルは聴くことが可能なのだろうか。

13日は雨日で肌寒く、夜飲みにいく約束もあったがキャンセルした。善行堂からいろいろな本が届いて慰められた。

14日は三鷹から国立行き。三鷹では水中書店にお久しぶりと顔を出し、南口の方の桜井浜江記念ギャラリーで開催中の久米明追悼展を見学、黒澤版トラトラトラ!に配役されていてそのメモ(衣装が2着用意されていて驚いた由)とか懐かしい「すばらしい世界旅行」の写真など拝見した。その後、国立に移動してギャラリー・ビブリオへ。

ビブリオでは北冬書房50周年記念展が開催されていて、多くの漫画原画が展示されていた。その多くが売約済のシールが貼られていて驚く。今夜、つげ義春の長男正助さんのトークショーがあり満員ながら立ち見でも聞けることを確認し一旦失礼した。「さっき岡崎さんが来てましたよ」とビブリオ店主から聞いたので電話してみると国立に戻っているところだという。駅前で落ち合い、三日月書店に寄ってからロジーナ茶房でお茶をした。