フランス式階段工
さあ、今日から夏期休暇です。
手始めとして、内田地区より山に分け入った牛伏川(ごふくがわ)上流に足を伸ばしました。
崖ノ湯温泉口より少し北にある「牛伏寺入口」を登っていきます。
(真言宗の牛伏寺は真言宗の大寺で、以前訪問したことがありますが、茅葺の大屋根に驚嘆させられました。)
牛伏寺の門を横に右に見、左にダム(満々と緑の水を貯めているが砂防ダム)を見て、しばらく登ると、一体を親水公園とした駐車場があります。
そこに車を停めて、川沿いを遡っていくと、木製の立派な橋があらわれました。
その橋のうえから撮影したのが右の写真です。
信濃川水系の牛伏川は土砂の流出が多く、麓の人々も困っていたし、信濃川水系としても問題となっていました。
そこで、フランス式階段工を取り入れた段々が連なる美しい工法を取り入れた工事が明治時代に行われたのです。
濃い緑の中、何段にも連なった自然の滝のような流れは美しくいつまで見ていても飽きない風景です。
ミンミンゼミや小鳥が鳴き、ヤンマやカラスアゲハが飛んでいく、そんな光景を見たのはいつ以来でしょうか。
帰りには道端にナナフシまでもが登場してくれました。