六甲おろしに見送られて松本へ・・・

大阪の朝、台所のラジオから朝日放送の「おはようパーソナリティ道上洋三です」が十年一昔のメロディで流れてくる。
昨日の阪神は1−2で広島に惜敗したが、ナゼだか道上さんは「勝ったも同然」と六甲おろしを歌いだした。さすがに朗々という感じではなかったものの、大阪やなあ…とア然としつつも懐かしさに浸っておりました。
さて、これから松本へと向かいます。

それにしても相変わらず寒い!! 北海道では4月としては観測史上最高の積雪を記録した場所もあるという。北海道だけでなく、伊吹山も雪化粧していたし、木曽の山々も冠雪が見られた。名古屋駅でしなのを待っているホームは風も強く寒かったなあ…
ただ、しなのからの車窓風景は新緑が美しく素晴らしかったですよ。生命力あふれる新緑の緑色は他に比類ないものですよね。誠に陳腐ながらベートーベンの第九「歓びの歌」を口ずさみたくなります。「歓びの歌」は年末よりこの季節こそふさわしいと思いますが如何?
浦島太郎伝説の「目覚めの床」通過時に写真を撮りました。

水の碧さに新緑が映えて美しいですよね。
それにしても、こんな内陸部で浦島太郎伝説があるというのは驚きですね。伝説によると、ここで浦島太郎は玉手箱を開けて白髪の老人になってしまったんだそうです・・・。
この淵と海がイケイケになってたんでしょうかね。
おそらく大昔は海底であったでしょうから、魚の化石がみつかったりして伝説が生まれたのかなあ…
そう言えば、「古事記」には諏訪地方の戦いで大量のイルカが死んで血の海が出来てあたり一面臭かった、という明らかに諏訪地方をおとしめる目的の挿話がありましたな。
諏訪湖にイルカはいなかったでしょうが(と言いながら揚子江の河イルカを思いだしますが…)その古事記の挿話では、その血の海から「茅野(ちの)」という地名がついたと記載されています。