今日は西へ・・・

sampodow2009-10-05

新幹線で西へ移動中です。 
いま臨海工業地帯のひとつとして学校で習った徳山を通過しました。
このあたりは夜に通っても設備が青白く光っていて綺麗なところですね。
森田芳光監督の「家族ゲーム」で主人公のお兄ちゃんが好きな女の子の家に行き、窓から見えるコンビナートの夜景を「キレイだね」と言うシーンがあり、当時の映画評論家達は、アレをキレイという感覚がわからないと書いていましたが、当時の私達の世代はそこに違和感を感じることなく共感しており、私などはこの臨海工業地帯を思い浮かべていたものでした。


小学校の社会科で「臨海工業地帯」って語句教えているのかな?
小学校の社会で北海道はハッカだか砂糖大根の産地という勉強をしたあと、先生が北海道旅行した際に、それを探し回ったがどこでも栽培されていなかった・・・と残念そうに報告されたのが思いだされます。今ではあの頃覚えた産地なんかも随分変わっていることでしょうね。


それで思い出したけど、浮世絵の名作「東海道五十三次」の作者が誰だか知ってますか?

学校では「安藤広重」と習ったのですが、今はどこの美術館に行ってもこう表記されています。


歌川広重

調べてみると「安藤家」の家督を継いだが、浮世絵師としては「歌川一門」に入門したんだって… それじゃあ、「歌川広重」が正解じゃないですか!!


学校で習う内容も10年、20年たてば少しずつ変わってくるんですねえ。
(確か漢文のレ点を我々世代は「レテン」と習いましたが、随分前から「カエリテン」と習っているそうですね。)

縄文土器弥生式土器の編年変化みたいに、何十年か後にはこういう教育の変遷を調べる学者も出てくるでしょうね。