浅草界隈


昼過ぎから浅草へ出掛けてきました。
陽気にさそわれて浅草は多くの人で賑わっておりました。


渋谷で地下鉄銀座線に乗り換えて終点の浅草下車、雷門前まではわざわざ行かずに仲見世通りの一本東側の通りを北へと進みますと、浅草寺の境内に入りました。

山門と五重塔を横から撮影したアングルも面白いでしょ。
本堂は修理中で全面覆屋の中に入っておりました。それを横目に見ながら進みますと・・・
秋ですねえ。
綺麗な菊が飾ってありました。


浅草寺の北口から外に出ると、まだ境内につながっている感じで大通りを渡ってもそれなりに人通りがあり、「ふぐ」なんて看板を出した小料理屋がたくさんございました。
その一角にあって目をひいたのが、この写真・・・少し小さ過ぎますかね。例のアニマル浜口さんが大太鼓を叩いておられるものです。ここは浜口ジムとありましたが、ここが活動拠点なのでしょうか?
ホームページで確認すると・・・まさしくココが活動の拠点のようでした。写真撮影中に出てこられなくてよかったあ・・・。


さて、
実は今回も落語、今回も上方落語を聴きにノコノコ浅草へ出てきたのでした。
昨日1日、逼塞してたんでね。まあ、出てきましょう!!とやってきたのです。目指すは浅草見番!!
見番とは料理屋と芸者を置く「置屋」の調整をするところです。

入口には「浅草三業会館」と書かれておりました。「三業」というのは「芸者置屋」「料理屋」「待合」のことで、色町のことを別名「三業地」なんて呼んだりするんですな。
(浅草で芸者あげて遊ぶには一人当たり4万円以上はいるようですよ。)
入口の柳が風に揺れてほん粋なもんです。


落語が終わってから、元来た道を戻っても面白うない、言問橋を渡って押上方面を散歩しようかと思いましたが、もはや夕暮れ時・・・思案の末に西へと歩き出しました。

歩き出してスグにあったのが、このお風呂屋さん「曙湯」 ひとっ風呂浴びたいところでしたがガマンガマンで歩きます。
その先にあったのは昔ながらの長屋でございました。その向かいには銅板のビールや日本酒の銘柄看板をあげた酒屋さんでした。

この辺りは戦時の建物疎開があったのか、やたらに広い道路が走っております。ここは千束1丁目。

どこまでも西にむかってもしゃあないので、そろそろ左折して地下鉄銀座線の走っている浅草通りに向かうことにしました。

上の写真の向こうの方に見えているのが合羽橋道具街通りです。手前の2階建ては昔牛乳屋さんだったのでしょうね。もう錆びて形しかわからないものの「森永」のマークですよ。
合羽橋道具街通りはいわば大阪の千日前道具屋筋みたいなところで、台所用品関連等のお店がズラリと並んでおります。そして至るところにカッパがいるのも楽しい通りです!!


浅草通りまで戻り、田原町から銀座線で渋谷へ向かいました。
そうそう、田原町あたりは仏壇屋さんが軒を並べておりますよ。



青丸が浅草三業会館(浅草見番) 通りの両側に青い線があるところが合羽橋道具街通り