新聞で読む「オバマの危機」


仕事関連の呼び出しがかかる可能性もあり、待機しているうちに夕方になってしまいました。
日がな1日、新聞や雑誌の切り抜きの整理などして過ごしておりましたが、新聞というものは面白うございますね。
社会面のニュースや政治関連はネットで十分と思うのですが、文化面や世界ネタは新聞がかかせませんね。

オバマ大統領関連というかアメリカネタもそのひとつ。昨日の新聞でしたか、ニューヨークでは不景気で私立に行くハズだった子供まで公立小学校への入学を希望することとなり、定員オーバーで待機児童が相当数発生しているそうです。

日本でも保育園や幼稚園で待機児童が発生していると社会問題になっていますが、流石に小学校では聞きませんよね。また、テレビのニュースやインターネットのニュースでも見たことがありませんでした。


国民皆保険政策についてもオバマ社会主義者呼ばわりされています。まあ、共和党支持者に多いのですが、アメリカの保険会社の利権がからむのと、既に膨大な財政赤字に苦しんでいるのに無理だということですね。
以前、マイケル・ムーア監督の「SICKO」という映画でその実態にビックリしましたが、我々日本人からしたら国民皆保険制度は絶対に必要だと思うんですが・・・
ただ、反オバマ派はいささか暴走気味で、全米の小学校で衛星回線を使用して開催されたオバマ大統領の授業への拒否活動で、自分の子供だけでなく、他の子供の登校も妨害すべくバリケードを築いたとか・・・
これもあんまり報道されていませんよね。
もうひとつ、抗議集会として全米で「ティーパーティー」が開催されているのですが、この「ティーパーティー」というのが和訳すると「茶会」で、あの独立戦争のきっかけとなった「ボストン茶会事件」の「茶会」と言いますから驚きますな。

国内的にはオバマさんもノーベル賞でうかれている場合ではないようです。





■散歩堂 マイケル・ムーア監督作品「SICKO」
http://d.hatena.ne.jp/sampodow/20070915