この連休を利用して福島へ旅行に出掛けました。福島県は仕事でもプライベートでも降り立った事のない数少ない県のひとつでした。東京駅からやまびこで福島下車、予約していたレンタカーで市内を見て回ってから二本松経由土湯温泉へ向かう予定です。


写真は最初に訪問した「歌の聖地」文知摺観音

源融(みなもとのとおる)がこの地に赴任した際に地元の娘と恋に落ち、都に戻ってから贈った歌が百人一首にも撰ばれています。

みちのくの 志のぶもぢずり 誰ゆえに 乱れそめにし 我ならなくに  左大臣源融

この境内に文知摺石という巨石がありまして、その石に関わる歌なのです。



以来多くの歌人俳人が石を見んと訪れております。

早苗とる手もとやむかし志のぶずり  芭蕉
芭蕉は「奥の細道」で訪ねてますし、正岡子規も来て俳句を読んでいます。