連休に京都国立博物館へ行ってきました。
「長谷川等伯展」については書きかけのままですが・・・先にその前後の散歩をご紹介したいと思います。
まずは京都駅から。
法事の帰りで京都駅に降り立つと目の前に聳えているのが京都タワー。1回だけ上ったことがありますね。
えらい並んでるなあ〜とビックリしながら七条方面行きバスを待ちながらタワーを撮影したのでした。
バスを下車したのが本町6丁目あたり。マッスグ行けばスグに三十三間堂・京都国立博物館だとわかっているので、
少し遠回りしてみようと南へ折れて街中を散策しました。
京都は風情がなくなったとよく言われていますが、こうしたなんでもない道を歩いても古い民家が多くて
落ち着いた佇まいに癒されるというもんです。
右下の写真で行き止まりになった塀が三十三間堂の塀です。
こんな感じに延々と続いているんですが、ホーロー製の「仁丹」広告入りの住所表示がいいですよねえ。
『大和大路七條下ル二丁目西入 辰巳町』
塀沿いに南下し、角をまわると蓮華王院南大門に出ます。三十三間堂のお寺の名前は蓮華王院なんですね。
門から中を見ると、三十三間堂の朱塗りの塀が目にも鮮やかに飛び込んできました!!
この中には三十三間堂の他に塔頭(たっちゅう)寺院として法住寺と養源院があります。
上の写真が三十三間堂と法住寺山門です。
この法住寺には赤穂浪士の木造があり、以前拝観したことがありましたが、今日は本堂でなにやらコンサートをされていました。
本堂前の前庭も面白かったですよ。こんな具合に・・・
法住寺を出た北側に参道があるのが後白河法皇陵。あの平安末期に権勢を誇った法王のお墓ですな。平日はこの奥まで進めるようです。
さて、その御陵の北側にあるのが養源院!!
このお寺は余り有名ではないですが私のイチオシです。我が京都ベスト10には入りますね。
まず、このなだらかに下っていく参道がいいでしょ!!
そしてこのお寺は豊臣と徳川両方共に所縁があり、本堂は伏見城の遺構です。
そして、なによりもかの俵屋宗達の絵をたくさん所蔵されているのですよ。
庭には躑躅が咲いておりました。
七条通りを渡るとスグに京都国立博物館です。
「お久し振りです」
と思わず声を掛けました。大阪に住んでいるときにはよう来ましたからなあ・・・
この本館自体が重要文化財です。
1895(明治28)年竣工、設計はかの片山東熊(とおくま)ですよ。
外観だけでも一見の価値ありです。