NHK連ドラ「ゲゲゲの女房」も視聴率が好調で、何度目かの水木しげるブーム到来のようです。
神戸では兵庫県立美術館で「水木しげる展」も開催されていますしね。(まあ、昔ならこの季節なら宝塚ファミリーランドでゲゲゲの鬼太郎のお化け屋敷やってたんでしょうがね。 フフフ)
そこで、先週近くの図書館で借りてきて楽しく読んだのがこの文庫です。
- 作者: 水木しげる
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1996/07/01
- メディア: 文庫
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いやあ、水木しげるさんの本はええわあ・・・。浮世離れしている!!
「妖怪病」「天国病」「締切病」の3章からなっているのですが、どれも最高ですね。
余りにも自然体で、そこまで語らなくてもいいだろうと、いうような話をスララと書いていかれます。性的なきわどい話も随分出てきましたが、全くエロっぽくないのにも驚きです。
秀逸だったのは「妖怪は妖怪を知る」と荒巻宏さんを描いた「怪人」
荒巻さんのことを『多分、ぬりかべが人間化したものであろう』なんて書き放題です。
まあ、気楽に一度読んでみてごらんなさい。
私の友人がバイブルにしている「ねぼけ人生」(ちくま文庫)も最高ですよ♪
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/07/24
- メディア: 雑誌
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この芸術新潮8月号も面白かった!! 梅原猛さんとの対談が、話の食い違い加減を含めて素晴らしいです。人間歳をとると妖怪っぽくなっていくようですね。(それも80歳を大きく越えてから・・・)
■兵庫県立美術館 『水木しげるの妖怪図鑑』 10月3日(日)まで好評開催中
http://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/t_1007/index.html