堀江の盆踊り唄

カンテキ割った すり鉢割った エノ叱られた おかしてたまらん  

エエ西瓜 エエ真桑(まっか) エノ焼きなすび 食べとてたまらん



何を書いてるんやとお思いでしょうが、これは大阪市西区の堀江の盆踊り唄です。落語「算段の平兵衛」でお庄屋さんの死体を担いで平兵衛が潜り込む盆踊りの時に三味線で歌っているもんです。


ええもんですよね。不思議な文句ですし…。
カンテキというのは七輪の事でお酒の燗に最適ということで燗適となったという説があります。私もそうとばっかり思っていたのですが、それ以外にも説があるんですね。(後述)
七輪というのは七厘で料理が出来るから、と聞いた覚えがあります。
食べとぉてたまらん真桑とはマクワウリのこと。


堀江の盆踊りではこの歌で踊って欲しいなあ・・・いや是非とも踊るべきですね。




「かんてき」について・・・ お酒の燗に最適という説以外に、「癇癖」おこりやすい性分の人のことから、火がおこりやすい=かんてき となったという説もあるようです。