おにぎりの恩

昨日、西荻窪のある「おにぎり屋」さんでのお話です。
文楽からの帰宅途中で、家にご飯がないことを思い出し、おにぎりを1個買い求めました。
もう時間は9時過ぎで、安売りをしている最中。4個パックなんかが安売りされていました。

「これを1個ください。」
「4個いかがですか? お徳ですよ♪」と女の人が笑顔でセールス
「いいです」
「食べられませんか?」となおも笑顔で言ってこられます。
「そりゃ、食べれますが・・・そんなに食べたらマズいでしょう!?」
「そうですか…じゃあ、これ食べてみてください」とお豆のお握りを指差さされます。
「えっ!?」
「どうぞ試食してみてください」
「いいのですか?」
「はい、どうぞ♪」
と、1個買い求めて、1個いただきました。(笑)


余程、私がひもじそうに見えたのか・・・貧乏そうに見えたのか・・・(苦笑)

お江戸の落語の「徂徠豆腐」を思い出しましたが、これからはここでおにぎりを買い求めることになりそうですね♪



※徂徠豆腐 ・・・儒学者荻生徂徠が貧しい修行時代に豆腐屋夫婦から親切にされ、やがて名を成した後に恩返しするという噺



追伸 : 結局、2個とも、ペロリといただいてしまいました。食べすぎです・・・