夜久野漆植栽

前夜は岡本丹波漆生産組合会長や「やくの木と漆の館」の女性スタッフと京仏具組合青年会、京都漆工協会からの出席者、それに丹後半島で創作活動をされている大益さん達と香住鶴なんていう地元の銘酒で楽しく交流会で盛り上がりました。
仏具組合の方々の熱い話もお聞きし、酔うてじゃらは大広間に布団を敷いて雑魚寝するという近年ない経験をして熟睡したのでした。

そして明ければ朝から漆の植栽です。
朝食後、岡本会長のお持ちの山へ車で出掛けました。


朝から京仏具組合青年会の応援部隊や、他に漆に関わっておられる方も加わり総勢38名での作業となりました。天候も前日までは雨の可能性大と言われていたのですがぽかぽかの陽気で作業も進みました。
3段になった部分、それぞれに側溝を掘り、そこに上段の漆を植える部分から排水路をつけます。
一番下の段では下の土地に排水させるよう、大きく穴を穿つと共に、そこから鹿が顔を突っ込んだり、ウリ坊が入ってこないように柵を張り、杭を打つのです。


漆の植栽地は半径1.5m程を耕し、土塊を小さくし、付近の枯れ草をちぎって空気層を作るために混ぜます。


そして、浅く、根を南に向けて植え込みました。





まだ、小さな苗です。岡本会長のお話では確か1年ものと言われていましね。
この苗が大きく育ってくれることに期待したいものです。
こうして縁の出来た夜久野の地にこれからも何度か訪問することになりそうです。夏の漆掻きの見学や、来年の植栽等々・・・
また、知り合いになれた丹後半島の大益さんのところにも訪問してみたいなあ、とtwitterを発端とした芽はどんどん大きく膨らんでいるのでした。





大きな地図で見る

この道の駅「農匠の郷やくの」に「やくの木と漆の館」や宿泊した「夜久野荘」や温泉があります。また、大きい地図にすると見えてくる「日置構造改善センター」の近くの山に植栽しました。