私にとっての是枝作品のベスト「歩いても歩いても」の姉妹編のような作品であり、期待と不安をいだきながら椅子に身を沈めた。
団地で一人すむ老母が樹木希林、そこに訪ねてくる、作家ながらヒット作がなく取材と称して興信所で働く長男が阿部寛、こりゃゴールデンコンビ。妹は小林聡子、長男の別れたばかりの、彼が未練たらたらの元妻に真木よう子。
台風の夜、そんなバラバラになろうとする家族が団地にあつまるのだった・・・。
面白くない訳がない。しかし、正直何かしっくり来ない部分もあるのだ。
まだ未見の方もあるだろう。詳細は述べたくない、ただもう一度展開にドキドキすることなく観てみたいと思っている。
