茅ヶ崎へ絵と海を見に行く
日曜日には茅ヶ崎にぶらっ旅してきました。
文楽友達から「小原古邨展はいいですよ」と薦められていたのですが遠いこともあり尻込みしていたのですが、先日のEテレ日曜美術館で見てこら行かなあかんと重い腰をあげて向かった訳です。
小原古邨知ってますか?
明治期日本画壇で頭角を現しつつあったのですが、かのフェノロサから西洋への輸出用木版画の制作依頼があり、木版画の原画を描き続けた。ゆえに国内より海外に作品多く知られているといいます。
出遅れた為に茅ヶ崎美術館始まって以来の入場制限(といってもしれていますが、少し並んでから)、入っても数珠つなぎで皆さん見られているので、その後からのぞきながら、まずは軽く1周してみました。そのように1〜2m離れて見て回ると構図の見事さは伝わるものの、心に響かなかったのですねえ。
しかし、ついで空いているところから順に近くで、それも20?の近さで拝見するとその細やかさに息を呑み引き込まれました。 これが版画とは一見わかりませんね。墨色が何色もある事と白色も刷り込んでいる事に気付かされ唸りましたよ。撮影自由なのも嬉しかったですね。
その後、小津安二郎がシナリオ執筆に利用した茅ヶ崎館から茅ヶ崎海岸に出て烏帽子岩を眺めました。西には白い富士山がどーんを聳えておりました。