炒飯がとても食べたくて、サントリー美術館「醍醐寺展」

この日は昼前から何故だか炒飯がとても食べたかった。京王井の頭線に乗っていても小田急に乗り換えても頭の半分は炒飯が食べたい!であった。東京ミッドタウンに入り、地階のレストラン街にはそういい炒飯の店は見当たらなかったが、その中の酸辣湯麺の店「辣鼎風 ラテイフ」に炒飯があったので雲呑と炒飯セットという、この店ではおきて破りのようなメニューを注文した。
これが正解だったんだなあ〜。具の少ない炒飯だったがサラりッとした本格派で雲呑も美味しく、また頼んでしまいそうだ。但し1,300円とちょい高し。
さて、気分よく3階へあがりサントリー美術館醍醐寺展」である。

まず、よくぞこれだけ持ってきたなと感心。
いきなりポスターの如意輪観音像にノックアウトされ、快慶作不動明王や少年ジャンプの表紙を飾れそうな五大明王像と仏像が素晴らしく、絵画では俵屋宗達「芦鴨図衝立」に五三桐を大胆にレイアウトした「松桜幔幕図屏風」が意表を突く。
醍醐寺」で一番唸らされたのは三宝院上段之間にある障壁画の「柳草花図」なかば色褪せているが大胆な構図と勢いのある柳葉の描き方が見事だ。まさに安土桃山の絵画だよ、これは‼︎
会期は11/11までだがもう一度行かなくては。尚、その後九州国立博物館に巡回する様だ。