赤穂2日目

朝食後、ホテルの東側を流れている千草川へ散歩に出掛けました。海浜大橋という一番河口にある橋のところから新春の海を眺めようと・・・
生憎と曇り空でありましたが一条の光が差し込み中々に美しい風景でした。沖に一隻のタンカーでしょうか停船しているところもいいですよね。その向うにうっすらと見えているのはおそらく小豆島だと思われます。

ホテルをチェックアウトしてから浅野家菩提寺の花岳寺に立ち寄りました。

赤穂の観光名所のひとつになっています。門は明治になってから赤穂城の塩屋総門を移築したものだといわれています。境内には浅野藩主のお墓や浅野家断絶後にこの地を治めた森家の墓所、それに義士の遺髪を埋めたという義士達のお墓が、浅野内匠頭・大石親子のお墓を取り囲むように並んでおりました。墓所の前には亀の上に忠義塚と書かれた碑が乗っていました。(その向う側が義士の墓所です。)

一番の見所は200年以上前、つまり江戸時代に作られた義士達の木造群です。これは見ごたえがありましたね。顔立ちがどれも素朴で、木偶人形を思わせます。討ち入りがあったのが西暦でいいますと1702年、今から307年前ですね。討ち入り後100年たたないうちに作られたというのは、なかなか興味深いではないですか!!

門前の広い道路は昨日散歩した赤穂城に突き当たるのですが、その付近の町並みもいい味を出してましたなあ・・・

■タウンガイド(こちらに小さくですが義士像の写真が掲載されております。)
http://tnguide.jp/hg/ako/




花岳寺から播州赤穂駅までは徒歩約10分です。これで新春の赤穂旅行も終了です。
最後に、義士の息継ぎ井戸が道端にありました。

松の廊下での刃傷事件を伝えるべく4日半で江戸から早籠で到着した萱野三平と早水藤左衛門がこの井戸で水を飲み、息を整えてから赤穂城に向かったといわれています。それにしても4日半とはスゴいなあ・・・