八雲たつ出雲

出雲へ日帰り出張してきました。

目的地が出雲大社のスグ近くで、早めに到着したので駆け足で参拝してきました。


じっくりと偉大な本殿を見学する時間などとてもなく、拝殿の隙間から拝んだだけですが・・・
いいですねえ!!

敷石の丸いデザインはその場所から同じサイズの柱が出土したところです。
平安の昔、貴族の子供達が覚えさせられる言葉がありました。

「 雲 太 ・ 和 二 ・ 京 三 」

これはその頃の建造物の大きさの順番です。

「 出雲大社 ・大和の東大寺大仏殿 ・ 京都御所大極殿 」の順番だというのですね。その頃の出雲大社はこの柱に支えられてとてつもなく高い処に神殿があったのです。伝説では約96メートルもあったそうですよ!!

仕事の後、空港近くの荒神谷遺跡にも立ち寄れることが出来ました!!
発掘された当時は、日本の古代史を塗り替える大ニュースで、私も興奮したことを覚えています。

このノリ面から、銅剣358本・銅矛16本・銅鐸6個が発掘されたのです!!
私達の子供の頃には、弥生時代は北九州を中心とした銅剣文化圏と近畿を中心とした銅鐸文化圏に分かれていると教えられていたんですがね・・・
夕暮れせまる、この谷地で、レプリカとはいえ青銅器が鈍く光ってみえました。

空港で振り返ると、出雲の夕焼けはやさしく「また来たらええ、だんだん」と語っているようでした。