百草園・深大寺・神代植物園

生憎の空模様ですが、GWも後半戦に突入して撃ちてし止まん(古いねえ…)と、出撃しました。
母が来てるので、深大寺で蕎麦をたぐり、神代植物園へ行こうという計画ですが、蕎麦食うには少し早いので京王井の頭線でもしょっちゅう広告している百草園に行ってみました。
百草園駅から徒歩10分とありましたが、無理せず聖蹟桜ヶ丘からタクシーで向かいます。(それが正解でした。)


基本的には梅園とのことで、人出も少なくのんびり出来ました。それ即ち見所少なしと見抜いたアナタは鋭い!!
ただ、山の気があふれる清々しいところでありましたよ。

園内には歌人若山牧水の歌碑がいくつかありました。上の写真はそのひとつ・・・

小鳥よりさらに身かろくうつくしく かなしく春の木の間ゆく君

明治40年前後にこの百草園を何度となく訪れた牧水。恋人とのデートで読んだ句ですと。(まあ、その恋は破局し、その思い出を胸に翌年再訪するあたりが憎めない牧水さんなんですなあ・・・)
この百草園はそもそも寺院跡だったのを生糸貿易商青木角蔵氏が整備し開放したものだそうです。園内には本当に梅の木が多いですね。一番の高台に登れば、晴れた日には東京タワーも望めるとか・・・

東京タワーを借景とした庭園なんてありかね?


百草園駅まで歩いてみると、結構な急坂!! 駅へ向かうのは下りでいいけれど登りは、こりゃキツいなあ・・・よく聖跡の駅からタクシーで来たものです。
証拠写真に、このなんちゃらヒルズの写真を・・・

急傾斜に建てられた高級マンション・・・このあたりは日野市の三沢というところで、有名な傾斜地だそうです。

百草園駅から調布駅まで出て、バスで深大寺へ向かいました。段々雨が激しくなってくるなあ・・・
さあさあ、深大寺といえば蕎麦です。早速、腹ごしらえといきますか。

ところが、そば屋がやたらと並んでいてこりゃ迷うわ!!
結局、元祖の看板につられて とあるお店に入り、とろろ天ざるを注文しましたが・・・

ハズレでした!!! もっと探せばよかったなあ・・・ 玉乃屋という店が十割そばであることはわかっていたんですがね。(神代植物園入口近くに見つけましたが、ここまでは探しにこないわなあ・・・)
まあ、元祖のお店の中からの風景でも見てもらいましょかね。

名物にうまいものなし、とは言うけれど、うまいもの探せばござるもこれまた真実・・・皆々様、精進なされませ!!
と、深大寺へ参詣し厄落とし。ここは関東屈指の古刹なり。


1695(元禄8)年建立の切妻造り茅葺の山門です。
この門が一番古い建造物で本堂他は大正以降のものだとのこと。多くの方がお参りに来られていました。釈迦堂には奈良白鳳時代の「銅造釈迦如来倚像」が安置されていて、外からその姿が拝めます。国の重要文化財

その後、門前で草餅を食べたり、ノリ煎餅を食べたりと「ダイエット」封印状態で進みます。

さあ、これから神代植物園です。久し振りですねえ・・・随分前に、おそらく西荻時代にタキさんと訪れたことがありましたが、なんで行ったんだったっけ?
バラ園も咲き始めていて、それはそれは綺麗なもんでございました♪