予想していた以上に面白く、見応えのある映画でした。この映画が「作品賞」「監督賞」「脚本賞」をはじめとして８部門もアカデミー賞を受賞したというのは素晴らしいことですね。
監督は「トレインスポッティング」のダニー・ボイル、脚本は佳作「フル・モンティ」のサイモン・ビューフォイというイギリス人コンビ・・・この映画のパンフで始めて知りましたが「クイズ ミリオネア」もイギリス発祥のＴＶ番組なんですね。つまり、これはインドを舞台にしたイギリス映画なのでした。
ムンバイのスラムで育ったひとりの青年マリクがＴＶ番組「クイズ ミリオネア」に出場・・・次々に正解をしていきます。その正解の影にある彼の少年時代を襲った想像を絶する苦難の数々、なぜ回答出来たのか、そのひとつひとつが警察で証明されていくんですね。冒頭やや混乱しますが、彼が余りに回答するのでこれは怪しいと、詐欺の容疑で、どうやら逮捕され拷問を受けているようなのです。（ラスト1問で時間切れとなり、翌日再開となりました。）
驚くようなシーン、ハラハラどきどきのスリル、そして一途な恋・・・マリクは無罪を晴らして、ラスト１問に挑戦し、2,000万ルピー（約４千万円）の賞金を手にすることが出来るでしょうか。
エンディングではインド映画独特の群舞シーン!!!・・・ああ、映画の面白さを堪能させてもらいました♪
