告白の行方


はい、告白します。
私は確かに○をつけました。今となっては、それが5月7日単日だったかも記憶に定かではありません。ただ、これが第一希望でなかったと記憶しています。じゃあ何が第一希望だったかといえば…ごめんなさい。記憶にないのです。
はい、確かにどうしようかと迷ったのも確かです。ゴールデンウィークで少々疲れていましたし、土曜日の休みまでの二日間、仕事を流していければ・・・と安易に考えていたところ、まるで誰かが蜂の巣を突ついたかのように、次から次から仕事が出てきましたし・・・
そうなんですよ。19時過ぎまで或る人の打ち合わせが終わるまで待ちぼうけさせられましたしね。
それに、何より雨ですよ!! 雨!!!
イヤでしょう? 私はそんなもんですよ。 所詮、そんな程度なんです。ネットで見てもねえ・・・低調だしなあ・・・

結局?
行きましたよ。行きました。ハイ、行・き・ま・し・た。
神宮球場へ行きました!!!



朝日新聞の抽選で当たったんですよ♪
到着したら、もう7回表で、ちょうどタイガースファンのジェット風船が舞い落ちたところでした。
スミマセン。8回表攻撃終了で席を立ちました。スミマセン。たった攻撃2回、守備1回で帰りました。
だって、
寒いし、雨強くなってきたし・・・阪神打線は湿っているし・・・
8回の攻撃で、ちょっとだけ勢いがあって2アウトながら2・3塁で、相手ピッチャー石川をマウンドから引きずり降ろして「六甲おろし」も歌えたしね。プチ満足感を胸に帰らしてもらいました。スミマセンね。
告白します。
外苑前の地下鉄に降りていこうとした時に、雨が止みまして、「もし、これで阪神が逆転して勝利をおさめたら、この時実は確信しました」なんてしょうもないことを書こうとほくそえんでいたことを・・・。
もうひとつ告白します。
球場でパンを食べたのに、帰宅後、ご飯を食べてしまいました・・・。


私はレフト後方、丁度ポールの真後ろに座っていました。目の前に応援団の若い兄ちゃんがおりました。雨中、帽子もかぶらず、合羽も着ず、当然傘もささず、宮沢賢治の詩の人のように応援していました。その兄ちゃん、全くフィールドを見ないのです。ひたすら応援を促し、プレートをかかげ、笛を吹き、片手でトランペットを演奏するという、レッドカーペット級の宮沢賢治的な「人」でした。阪神の守備になると姿を消します。休憩しているのでしょうね。ただ、ピンチになるとあらわれ、ピッチャーに対する応援を始めるのでした。

彼はフィールドを見ず、その彼を興味深く見ていた私とは一体ナニなのでしょうか?