いざ鎌倉

朝起きたら生憎の雨模様・・・今日はツカさんがお気に入りの鎌倉のスポットを案内していただけるというお誘いに「雨ニモマケズ」いざ鎌倉へ!!
(ただ、昨日は30度近い気温だったので半袖で茅ヶ崎に来たのに、今日は一転肌寒いんですよ。長袖のシャツを持ってきていてよかったのですが・・・それでも寒いくらいでした。)

鎌倉についた時にはホームにも飛んで降りるような土砂降りの雨・・・こりゃ、どうなることか?と思いましたが、その時の降りが今日最高だったのでした。まあ、15時頃までは降り続いたのですがね。
ツカさんのお勧めのお寺は鎌倉五山のひとつ浄妙寺という私も行ったことのないところでした。アンド瑞泉寺・・・ここは25年くらい前に行ったことがありましたね。
今日の鎌倉散歩は雨のおかげで人も少なく、静かな鎌倉散策となりました。
まずは、段葛(だんかずら)を歩いて鶴岡八幡宮へ。なんと結婚式の真っ最中でした。


本殿・拝殿への石段にあがる前にある能舞台のような場所で厳かに行われていたのでした。それもナマ雅楽付きですから豪華ですよね。
参拝後、神社の裏門から雪ノ下方面に出ていきましたが、雨が新緑をよりキレイに魅力的に見せてくれていました。さあ、ここから歩いて瑞泉寺へ・・・庭園と黄梅(おうばい)が有名なお寺です。

鎌倉宮を参拝してから瑞泉寺へ向かう途中に平山郁夫画伯のご自宅がありました。


ここが瑞泉寺。梅の頃はさぞキレイな事でしょう。
ただ、ガクアジサイがキレイでしたね。もうアジサイの季節です。

人っ子ひとり姿の見えない方丈前。中では法要中で、読経の声が小さく聞えておりました。この方丈の裏側が、国史跡の庭園です。この寺の開山でもある夢窓国師の作と言われていますが・・・

鎌倉によくある凝灰岩質なんでしょうか切通しのような崖、そこにはこれまた鎌倉で有名なヤグラ(横穴を掘って五輪塔を建てた鎌倉武士の墓所)のような穴があいている・・・奇抜な形ではありますがねえ。
ここで「日本の庭」を著した立原正秋墓所がこの瑞泉寺であったことを思い出しました。「冬のかたみに」等、一時期熱中した作家です。立原正秋とは懐かしい名前を思い出したなあ・・・黙祷。
ここからツカさんお勧めの浄妙寺へ・・・いやあ、鎌倉の家並みも渋いですよねえ。豪邸もホント多いしね。(少し文章が軽すぎるような気がしてきたが、まあいいか)

そうそう、その前に以前から行ってみたかった杉本寺に立ち寄りました。鎌倉でもココだけではないか、という萱葺の本堂。

この本堂では内陣の奥まで入らせてもらえることが出来ます。なかなかによろしいところですよ。ご本尊は十一面観音です。
さあ、次は浄妙寺・・・
はい、これが本堂(方丈か)。ここも昔は萱葺きだったときいています。いつの日か、この覆いが取れたら素晴らしいのですがねえ・・・。


本堂の裏手に廻ると、猫が気持ちよさそうに寝ていました♪
実はこの猫はこれから行く境内にある石焼パン屋さんの飼い猫なのでした。ツカさんのお勧めはこのお寺と共に、(ナゼか)敷地内にある石焼パン屋「石窯ガーデンテラス」だったのです。奥様と何度か来られたとのこと。

立派な古い洋館でした。調べたところ、戦前、貴族院議員の邸宅だったんだそうです。改築して2000年にオープンしたとのこと。雨は降っていますがシェードの張られた下、ソトでパンとワインの食事をいただきました。男二人っちゅうのは何やら異様ではありましたがね・・・


遠くでウグイスが長い長い谷渡りを聴かせてくれ、庭の木ではリスが遊ぶ中、優雅な時間を過ごし店を出る頃には雨があがりました。
スゴいですねえ、写真ではわかりにくいですが、まるで燃えているのかと錯覚するぐらいに蒸気があがっていたのでした。

この後、抹茶をいただいたのですがそこがまた素晴らしかったので、それは明日にでも書きたいと思います。
15時39分の逗子発小金井行き湘南新宿ラインに乗車出来、17時過ぎには荻窪からバスで帰宅出来ました。鎌倉も近くなったなあ・・・また一人でも行ってみますか!!

ツカさん、本当にありがとうございました♪



















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