今日は松本出張でした。塩尻駅に降り立つと、やはり肌寒かったですね。


帰宅途中に森繁久弥さんの訃報に接しました。96歳での大往生でしたね。私も有名な「夫婦善哉」に「次郎長三国志」や「小説吉田学校」等たくさんの映画を観せていただきました。
次郎長三国志」の石松役はなんとも秀逸で忘れがたいものがありますが、やはり思い出すのは「社長シリーズ」ですよね。



社長洋行記 正・続篇 [DVD]

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秘書役の小林桂樹加東大介におなじみ三木のり平のサラリーマントリオは最高でした。飄々としたあの演技は素晴らしいものでしたね。奥さん役の新珠三千代を恐れながら、バーのマダムの淡路恵子や芸妓のうさぎちゃん(だっけ?)と浮気をしようと悪戦苦闘する様が懐かしく思い出されます。
最近はCSの日本映画専門チャンネルなんかで、時々観られるのですがね・・・ (20年程昔には年末年始の深夜にはよく放送されていましたなあ)
余談ながら、これも昔の話ですが、タモリが「夜は最高」でパロディとして森繁社長役を演じていたのも懐かしく思い出しますね。
そういえば、この「社長シリーズ」の松林宗恵監督も今年8月に89歳でお亡くなりになられました。
合わせてご冥福をお祈りいたします。合掌。


その昔、門前仲町で働いていた頃、近くの富岡八幡宮横の公園にドラマ撮影で森繁さんと牧瀬里穂が来ているという話を聞いて、こりゃ行かねば!!と仕事中に抜け出して見に行ったことがありました。
残念ながら、その時は牧瀬里穂ひとりのシーンの撮影中で、森繁さんは公園横に停まった巨大な黒いリムジンの中で休憩中でした。
森繁さんのドラマ出演は、04年1月放送のTBS「向田邦子の恋文」が最後だったという報道があり、その忘れていた記憶がよみがえったのでした。おそらく、そのドラマの撮影だったんじゃなかったかな?