昨日、三越前のお江戸日本橋亭から小伝馬町方面へ散歩しました。
先ずはお江戸日本橋亭
この前を東へ、首都高に突き当たって一旦信号渡るために大通りまで出て日本橋亭前から通じる道に戻り、更に東へ…と、すぐに石碑がありました。
大日如来の碑です。なんでも江戸時代に、ここにあったお店で働いていた女性に後光が射していて、ある人が言うには「彼女は大日如来の化身だ」という事で大騒ぎに!!
店の主はお堂を建てて、彼女をそこで修行してもらう事にしましたら、大勢の参拝者が来たそうです。なんでも5代将軍綱吉の生母も信者だったとかなかったとか…
えらい話ですよね。
女性の名前は於竹(おたけ)さん、そこで於竹大日如来!! 江戸は街角に歴史がありますなあ・・・
その近くにあったのが、宝田恵比寿神社。
なんでも江戸城外宝田村にあったのを家康が江戸城拡張に伴い村自体を移したのだそうだ。これまた古い神社ですねえ・・・近くには民家も少ないですがね。ひょっとしたら江戸初期から住んでおられる方々かもしれませんなあ。
この神社では毎年10月の19−20日の両日にわたり「べったら市」が開催されるそうです。
ほら、社の提灯に・・・
小さな路地がソコココにあり、
やがて地下鉄小伝馬町の前まで出てきました。そこにあるのがこの石碑です。
仕事でこの前を通ったことは何度かありましたが、散歩は初めて。
「吉田松陰終焉の地碑」「銅鐘石町時の鐘」「伝間町牢屋敷跡」の碑なんですよ、みなさん。
これらの跡は少し北の十思公園にあります。
少しフザけて格子越えで公園を撮影・・・
結構広い公園で大勢の方が寛いでおられました。その公園の前にはふたつのお寺、日蓮宗と真言宗のお寺。
日蓮宗のお寺「大安楽寺」には長谷川一夫所縁の「油大黒天」がございました。
大黒天のまわりに油の池があり、それを小さな勺ですくって頭からかけるんですなあ・・・
隣のお寺には「江戸伝馬町処刑場跡」の碑がございました。処刑場跡やからお寺があるんですね。そういえば大阪千日前にもお寺がございます。
さて、公園内には・・・
これは吉田松陰終焉の地の碑です。字はなんと文部大臣荒木貞夫とありましたが・・・
ここには佐久間象山や大火で逃げた高野長英も囚われていました。
もうひとつが江戸時代初期の時の鐘です。
今の室町3丁目、当時の石町にあったものを移したんだそうです。
この鐘の近くには与謝蕪村が住んでいて「夜半亭」と号しておりました。
公園の南側は道路に面して広がっていたのですが、北側は細い路地のようなところに繋がり、
振り返るとこんな感じ。
なにやらええ感じですわなあ・・・
そこから東へ進むと、道路に立ちはだかるように「葵の紋」をバーンとつけたビルが建っておりました。
思わず礼、はしませんが何なんでしょうか?
このビルの北側を進むと竹森神社という小さな神社に突き当たりました。
ここから地下鉄馬喰横山駅はもうスグです。
駅近くの横山町問屋街は日曜日のことでどこの店もシャッターが降りてヒッソリ閑としておりました。
P.S.小伝馬町交差点から東京スカイツリーの先っぽが見えておりました。