八天・聖天・八聖亭 第3回


午後から3日続けて落語会へと足を運びました。まるで一人だけの「上方落語まつり」のよう・・・
今日は昨年秋に月亭八方師が自宅のある大阪の福島につくった寄席&お稽古場です。
ざこば師の「動楽亭」に続いての噺家による寄席。どんなところなのか、以前から注目しておりました。
場所はJR環状線、大阪からひと駅の福島駅を下車して10分弱、「売っても占い商店街」の旗がひらめく聖天通りを
抜けていくとございました。



月 亭 天 使   子 ほ め


月 亭 八 天   犬 の 目


桂  こごろう   強 情 灸


月 亭 八 天   小 倉 船


中入り


月 亭 八 天   涙をこらえてカラオケを(桂三枝作)



天使さんは八天さんの初のお弟子さんで、米朝師匠の玄孫弟子ということでニュースにもなっておりました。まだまだ修行中ですね。かみしもが途中で変わったり、噛んでしまったりと色々ありましたが、この商店街の地元のみなさんに愛されているようです。がんばれ!!
八天さんは元々「陰」な顔で損をされてたんですが、髪形や眉毛の手入れやら色々と奥の手を駆使されてイメチェン成功!! お弟子さんも出来てこれからどんどん前に進まれそうな勢いです。2席目の「小倉船」よかったですね。会場がやや狭い(4列で横に15席程度と横長)のでお囃子が大音量なのには驚かされましたが、これもこの会場の特色としてみれば面白いですわなあ・・・(あと冷房がよく効くのでタオルケットの貸し出しがあるのもユニーク。こごろうさんが団体さんですか?と質問して笑いをとってました) 最後の三枝師の有名な作品登場には驚きました。また実際にマイクをもって、音楽が流れて歌いだすのにもビックリしましたが、これもこういう自分達の寄席があったればこそですよね。
こごろうさんの「強情灸」はいつ聴いても面白い。それこそ「陽」のキャラ全開でおばちゃんネタのマクラから会場をさらってました。
また、都合がつけばうかがいたい八聖亭なのでした。