福知山、そして夜久野へ

今日は昼からレンタカーで福知山経由夜久野へ出掛けました。


昨年から、ひょんな事から興味を持った「漆の世界」・・・その始まりはNHKの番組の感想を書き込んだtwitterでした。そこから日本最大の産地である岩手浄法寺地区を訪問することになり、ついで関西地区での拠点である福知山の夜久野へ出掛けました。その夜久野の「木と漆の館」から「漆の植栽をおこなうのでお手伝いに来てもらえませんか」という手紙を受け取り、ホームセンターで長靴買い求めて出かけた次第です。


まずは福知山を散策しようというのが今日の計画。
JR福知山駅近くに駐車して散策開始!! 目的は御霊神社・厄除神社と鋳物師町などの町並みでした。(福知山市のHPで下調べ実施)


福知山の、駅前そのものには寄らなかったものの、一等地であるあたりにはやたらと空き地が多く、シャッターが降りたままの商店等が目立ち、町の状態が深刻であることがよくわかりました。昔は丹波の近郷から買い物や商談の人であふれていたんでしょうがね。



 


ただ、どんどん北の方向に歩いてくると、昔の町の中心地は駅前ではなかったんじゃないか、とも思えてくるのでした。趣のある建物もいろいろソコココに残ってましたしね。飲屋街もありました(といいながら、そこも活況を呈しているとは言いがたいのですが)
そして見えてきた小高い森(上の写真)が福知山城主でもあった明智光秀も合祀している御霊神社です。拝殿前には光秀の善政を読んだ句碑や頼山陽の本能寺の碑が・・・


『免税を決めて光秀名を残し』


俳句というより川柳かな? 郷土カルタに出てきそうですね。(イメージ的には「五月雨を集めて早し 最上川」を思い起こさせます。「五月雨を集めて最上川早し」みたいな)
ここからは厄除神社と町並みを目指してさらに北へと向かいました。
途中にあったグンゼ工場がご立派。確か鳥取の倉吉のグンゼ工場も立派だったと記憶していますが・・・



並んだ工場棟は瓦屋根で、上に小さなお堂のような空気抜きの小屋がのっかっていましたよ。

広小路という地名には上野と同様に広い通りがあり、どんどん北へ向かうにつれて古い町並みも残っています。



下紺屋町界隈の町並み、その向こうには寺町の大きなお寺の甍が聳えていました。



中でも立派な山門があるなと思えば福知山城城門の遺構だそうです。
鋳物師町には「なわ・むしろ」屋さんがあって驚きつつ、中を覗くと確かに縄がトグロを巻いておりました。
「なわ・むしろ」屋なんてお店も、あるところにはあるんやなあ・・・

やがて北の端の厄除神社に到着、



丁寧にお参りしてから駅前に引き返した次第です。
さあ、夜久野へ行くだ!!








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