東戸塚へ仕事へ出掛けての帰り道に渋谷大和田伝承ホールでの「志らくのピン」に行ってきました。
今まで、志らくさんの落語はそう何度聴いた事なく、その数少ないうちに惹かれた事もなかったのですが、一世風靡セピア的な人ですし、たまには聴いてみるべしと去年のうちにぴあだったかでチケットを入手していたのでした。
志獅丸 「権助提灯」
志らく 「手紙無筆」
志らく 「鮑のし」
中入り
残念ながら今回も惹かれませんでした。
しかし、それは仕方ないことです。嗜好品のような面がありますから必ずしも全ての国民がひとりの噺家を愛する事はありえませんよね。
石原裕次郎だって美空ひばりだって長嶋茂雄だって否定はしないけどそれ程好きじゃないですからね。
（まあそうは言ったものの、美空ひばりの歌は好きかもしれません。石原裕次郎の歌も・・・なんのこっちゃ？）
風邪で体調が悪かったようですが、それでも無理していれたような狂気は必要ない、むしろない方が面白いと思えて仕方なかったですよ。
逆に、それに縛られているんじゃないか？この人はそれでみを滅ぼすんじゃないか？とさえ思えました。
後ろ２列はほとんど空席で一世風靡セピアの人でもこんな感じなのか・・・と思ったものです。
寝ている人も多かったし、笑いも少なかったようです。
笑う人は本来の落語自体がもってるツボでも大笑いされているのが不思議な感じでしたね。
