南方の雨


昨日の夕方のゲリラ豪雨は凄かった。
新宿の高層ビル群の方に垂直の稲妻がはしり、真っ黒になった天から龍が下り落ちるように降り出した。
アメダスを見て、その隙間を目がけて早目に帰宅し、ずぶ濡れにはならずに済んだのは幸いであった。
帰途、スーパーで肉とスイカ、それにとんかつ一切れを30%offに釣られて買い求める。
帰宅後とんかつとスイカを食べたらくちくなり、それを夕食としたんだから我ながらいい加減なものだ。


録りためたうちから若松孝二監督作品「11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち」(2012)を観る。
映画は社会党委員長浅沼稲次郎刺殺から始まる。似ても似つかない井浦新がだんだん三島に見えてくるのが怖い。満島真之介の森田必勝も怖い。
ストイックで、自らを追い詰めていく彼らは閉塞感のなか、あのような事件に至るのは必然といえる。その脇で表情変えず佇む三島妻役の寺島しのぶが一番怖いのかも知れない。