鷺とり
質屋蔵
三味線：恩田えり
鷺とりは仁輪加はないが雑魚場の人が天王寺さんに変が起った！と駆けつける本格的、且つオチも坊さんには申し訳ないシュールな本来の形で申し分なし。
魚屋が遠くから天王寺さんを眺めるとこで私は毎回万博の時の太陽の塔に立て籠もった目玉男を思い出すのだ。
万博の目玉男とは太陽の塔の目玉部分に登って籠城した男の事だ。
子供の頃、万博会場で母と共にその男を眺めたことをはっきり覚えている。
赤いヘルメットを被り過激派と呼ばれていたが、どうやら左寄りの過激なパフォーマーだったらしい。
続いて質屋蔵、聴きたいな、と思ってたらマクラなしで番頭が主人に呼ばれてビンゴ！
濃厚な質屋蔵世界を満喫した。
前半の繻子の帯から天神さんまで文句なし。
手伝いの熊も定吉も吉坊さんも、何故だか3日連続でお会いした三味線のえりさんもみな愛すべき存在だ！
なんだかイリュージョン!!!
・
・
