3/18（水）は赤坂会館へ。エムズの二つ目の会、ご縁のある春風亭一猿さんの会へ出かけた。入口で手を消毒し、換気ばっちりでやや肌寒い中開演した。
一猿会@赤坂会館
一眼国
仲入り
くしゃみ講釈
第2回目も大入で恐悦至極。まずマクラがいずれも面白いのが良い。兄弟子とテレビで共演している今話題の俳優の話や「（付き合うのは）町内（業界）から離れろ」と忠告しておきながら町内で結婚する姉弟子の話など滅法良かった。俳優のマクラから入った宮戸川はいたって古風で結構なものであった。くしゃみ講釈は拍手も来たけどもう少し難波戦記、せめて平八郎の名乗りは聴きたかったな、と思う。それと上方版との違いが色々あってそこが興味深かったね。まずのぞきからくりの節がまるで違う。速記本にあたりたいぐらいだ。次いで胡椒を買いに行くのが八百屋じゃなくて乾物屋だ。八百屋に胡椒が売っていたのか？と兼ねてから疑問であったけどね。細かいところでは八百屋お七の恋人が上方では「駒込吉祥寺小姓の吉三」と長いけれど、こちらでは「小姓吉三」とのの字まで取っちゃうのが面白いな。「くしゃみ」終わってからこんな時にこんな噺してごめんなさいと謝ったのも愉快でした。
あとね、ここだけの話だけれどエムズの加藤さんがまたもや最高だった。その語録をちょっぴり紹介すると・・・
まず受付で、「来ますねえ、（来ちゃって）大丈夫ですか？」
どんどん来るんで座布団用意しながら、「こういう状況になってお客さん入る様になっちゃった」 「こんなにお客さん入ると思わなかった、びっくりしちゃった」
中入りで 「前売り券、5年間有効です。先程お客様から5年間全部の会に行けるのかと訊かれました。いい加減にしてください！」
とまあこんな感じです。読者少ないからいいでしょ？
