アゼリア呉服座寄席 吉朝一門の会

桂 佐ん吉  い ら ち 俥


桂 しん吉  金 明 竹


桂 あさ吉  茶 の 湯


中入り


桂 よね吉  七 段 目


桂 吉 弥  くっしゃみ講釈



ほのぼのとしたええ落語会でした。
佐ん吉さんの「いらち俥」で会場も暖まり、しん吉さんは、この間の「島之内寄席」で桂阿か枝さんがかけていたのとはまた赴きが違う「金明竹」、マクラで米朝師匠宅での住み込みの頃、兄弟子によう怒られた話をすると、その兄弟子よね吉さんが出てくる。また、そのよね吉さんが鉄板の「七段目」の前に「吉の丞が誕生日なんで」と読んでハッピーバースデーを客席と合唱すると、吉弥さんがお祝いや、とばかりに楽屋にあったレモンティのボトルを持って出てくる、と「ええ一門やなあ・・・」と感じさせてくれる会でした。
そんな中、あさ吉さんの「茶の湯」と吉弥さんの「くっしゃみ講釈」が秀逸でしたね。
あさ吉さんはいつもながらの「新鮮な感じ」がなんともいえません。客席もぐっと掴んでの楽しい「茶の湯」でございました。
吉弥さんの「くっしゃみ講釈」はもう吉弥色でキレイに塗られた素晴らしいもので、また聴きたいと思わせるものでしたよ。
終了後、いつもの通り「ちりとてちん」に顔を出してほろ酔い気分で帰宅しました。