クリント・イーストウッド監督「父親達の星条旗」

sampodow2006-11-19


昨日に続き小雨の降り続く1日となりました。
夕刻、山形村のアイシティへクリント・イーストウッド監督作品「父親たちの硫黄島」を観に行ってきました。アイシティは松本の井上百貨店系列の郊外型アミューズメント&ショッピング施設です。その2Fにあるアイシティシネマは6館からなるシネコンです。こういう処が近くにあるといいですよね。
さて、「父親達の星条旗」ですが、期待通りの傑作でした。映画評論家はじめ、いろいろな人達が「まるで戦場にいるようだ」とその臨場感に息をのんだと評していましたが、まさにその通りでした。
硫黄島侵攻の際の海を覆う米軍の船舶の映像にも圧倒されました。マット画であるとわかっているものの、実際にこのような物量を相手に戦っていたと思うと当時の敵国の子孫である私は無力感を覚えてしまいます。その圧倒的物量で迫ってきたアメリカでさえ財政難で、戦時国債を売りさばく為に懸命であり、この硫黄島の英雄達を利用せざるを得ないという皮肉に驚かされました。
12月公開の「硫黄島からの手紙」が楽しみです。

写真は映画のパンフの上にワシントンのスミソニアン博物館で買ったIWO JIMA のマグネットを置いてみました。