昨夜は地元池田で行列の出来るお好み焼き屋に行きました。
その名は・・・
「江戸川」
なんだか鰻屋みたいな屋号ですがおそらく戦後まもなくから続いている老舗です。

6時過ぎに暖簾をくぐったら先客が2人待っていてこれはスグやろうと思いきや6人座れたのは1時間以上後となってしまいました。
まあ、テーブルが5つしかなく、オマケにその時は一番奥のテーブルがお持ち帰り用の「焼き」の仕事場になっていたのでしたので仕方ないですがね。
店は4名のおばちゃんが注文取りから調理片付けと狭い店内を動き回っておられます。
ようやく座れて豚玉(700円)を一人ずつと焼きそば大(810円?)をテーブルにひとつ注文しました。おばちゃんが「ブタは載せますか?マゼますか?」と訊いてきます。通常の片面でジックリと焼けたブタが「載せ」、最初にブタだけ軽く焼いてからキジに混ぜ込むのが「マゼ」です。
この「マゼ」がたまらなくおいしいので迷うことなく「マゼで!!」と注文しました。
江戸川では調理一切をおばちゃんが行います。おばちゃんがマゼて焼いて裏返してくれるのです。

もう、ひっくり返さなくては・・・なんてハラハラしているのにおばちゃんは違うテーブルでお仕事中、大丈夫かな?と更に心配になってきているのにおばちゃん達はお話中と、エキスポランドのジェットコースターなみにハラハラさせてくれます。
もうあかんやろ、と思ったころにやってきてサッとヒックリかえすと、これが不思議にきれいに焼けているんですわ。まさにグッドタイミングという出来なのが恐れ入るしかありません。

裏面もジックリ焼いてから、おばちゃんがやってきます。
「マヨネーズは?」ときかれて「お好きです」と即決、奥から特製のカタ目のマヨネーズがお皿に盛られて出てきます。
マヨネーズが塗られ、ソースが塗られ、カツオ青海苔が一面にまかれると、さあ食事スタートです。

やわらかく、味のある生地がたまらなくおいしく、ジューシーな「マゼ」の豚が口内に感動を呼びます。
帰省の都度も行けず、1年振り以上でしょうか・・・やはり「おいしさ」に感動しつつ「もっと食べたい」という欲望を制しつつお好み焼きを完食致しました。
さあ、続いては焼きソバです。
この焼きソバがある意味、お好み焼きを超えておいしいのです。

やや太目の麺にソースがキッチリとからみ、ジューシーな先程の「マゼ」にくらべるとややカリッとしたブタやキャベツが絶品です。余りにおいしいのでお好み焼きのおいしさを忘れてしまう程です。
げんに、横浜から来た弟家族は食べ終わってから「焼きソバ」のおいしさで盛り上がっていたのでした。
まさに至福の時でした。また来るぞ「江戸川」!!!



店名:江戸川
住所:池田市菅原町2-15
電話:072-752-1423
定休日:水曜・日曜